花びら73枚目 ページ23
抱き締め合っていたら、いつの間にかお互い眠っていた。
目を覚ませば、自由の効かない体。
でも心地良い温もりに包まれている。
隣を見れば、可愛い顔で眠っているジョングク。
少し動くと。
JK「ん"ー…」
眉間に皺を寄せながら唸って私を強く抱き締めて、眠り続けるジョングク。
ちょっとしてからジョングクを起こして朝食を食べに行った後、帰りの準備をしてからバンに向かう。
キャリーケースを詰んで貰って、乗り込むとジョングクが満面の笑みで自分の隣を叩いている。
JK「ヌナっ！！ここ空いてますよっ！！」
JM「いや、空けてたんでしょ…」
YG「真ん中に座って、怖ぇ位真顔でオーラ放ちやがって…」
「そうなの？」
JK「えぇ！？俺がそんな事する訳無いじゃないですか！！ヒョン達、酷いですよ！！言いがかりはよして下さい！！」
唇を突き出して怒ってるジョングクが可愛くて、隣に座って頭を撫でるとニコニコ笑顔に戻った。
BTS-JK「…(あのマンネ、怖っ)」
JK「ヌナ、昨日はありがとうございました」
「ん？…あぁ、アレね、スッキリした？」
JK「うーん…スッキリしましたけど、唐突過ぎて驚きませんでしたか…？」
「まぁ…確かにビックリしたけど、ジョングクの事知れたから良いよ」
そう言って笑いあってると、何だか視線を感じたので周りを見ると皆が私達の方をガン見していた。
よく分からなくて首を傾げると、テヒョンが震え始めた。
TH「ジョングガぁっ！！Aとナニしたの！！？」
「はぇ？」
JK「は？」
JM「待って、何がスッキリしたの？出したの？？」
JK「？はい、溜まってた物全部出しました」
ジョングクがそう言うと、真っ赤になる人と真っ青になる人が多量に居た。
SJ「！？ヤァァァァァァアアッ！！」
「うるさ…っ」
YG「溜まってた物全部…って、相当濃かったんじゃないか？」
「へ？…そんなに、だったような気がします」
そんなに濃い内容では無いとは思うので、そう言うと安堵したように息を吐いた。
「？なんでそんなに安心してるんですか…？？」
HS「むしろ、なんで2人はそんなに落ち着いてるの？」
「え、だって、昨日はグクの気持ちとか過去を聞いてただけですもん」
BTS-JK「…もう、気にしないで」
そう言われたので、ジョングクと一緒にこくりと頷いたと同時に空港に着いた。
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年8月7日 22時
