花びら51枚目 ページ1
Aside
怪訝そうな顔で見つめられるので、私もジミンとテヒョンとジョングクを見つめ返す。
JK「…ヌナ、今なんて…？」
「え、髪切って染めてくる…？」
TH「ダメっ！！」
JM「染めるのは良いとして…髪切るのはダメ！！」
「えぇ…？」
髪染めは良いけど、髪切るのはダメって…。
普通は反対じゃないのか…？？
リビングのドアを塞がれて困っていると、廊下側から誰か来てドアが開かれた。
…と思ったけど。
YG「あ？…開かねぇんだけど？？ナムジュナ、壊したか？」
RM「いえ…あ、人影が見えるので押さえ付けられてるんじゃないんですか？？」
ジョングクとテヒョンがドアに背中を預けているので開かれなかったらしく、廊下からそんな話声が聞こえてくる。
オッパ達に迷惑かけないように退くように言う。
「テヒョナ、ジョングガ、オッパ達が居るから退きな」
JK「…ヌナは行かせませんからね？」
TH「髪切るの反対だってヒョン達が言ったら行かないでね」
「はいはい」
適当に流して返事すると、テヒョンとジョングクが離れた後にドアが開いた。
するとリビングに入ってくるオッパ達。
HS「本当だ！あ、A達おはよ！何処に行くの？？」
「髪切って染めに行こうかなって思いまして」
SJ「！？なんで！？」
「ロングって邪魔なんですよ…ダンスとかお風呂とか」
BTS「お風呂」
「うん、お風呂」
何故かお風呂っていう単語をメンバー達にハモられながら言われたけど、頷くとテヒョンの馬鹿デカいくしゃみがリビングに響いた。
TH「ぶぇぇっくしょいっ！！」
「顔とのギャップ…」
TH「ん？」
「いや…なんでもない、とりあえず行ってくるね」
BTS「染めるだけなら良いよ」
「…分かったよ」
唇を尖らせて、そう言うと目を見開いて固まった皆。
そんな皆を退けて宿舎から出て、美容室に行く。
少しだけ梳いてから、赤茶色にして貰う。
お、良い感じじゃないか？
「凄い…」
ボソリと呟いてから、マスクを付けて会計をしていると店員さんに色紙とペンを差し出された。
驚いて固まっていると、恐る恐ると声を掛けてくる店員さん。
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年8月7日 22時
