花びら175枚目-YG- ページ25
JK「ヌナだけが苦しむ裏社会の世界なんて無くなればいいのに…」
グクの口からポツリと呟かれたその言葉に顔を上げた。
その言葉は皆思ってるけど、誰も言おうとはしなかった。
Aが覚悟決めて自ら苦しむ世界に進んだのに、それを否定する事になりそうだから。
ただ、グクがもう我慢の限界だったんだろう。
Aがあちらの世界に戻るって話した時も、ナムジュナもホソガも俺達全員渋ってたけど、1番渋ってたのはグクだ。
1番反対して渋ってたグクが今回、Aが意識不明の重体と聞いてグクの中でパリンと何かが割れて今の言葉を言ったのだろう。
SJ「グク、Aが苦しむ姿が見たくないのは分かるけど、Aが俺達から離れてまで守ってる世界をそんな風に言うな」
JK「でもっ！！」
SJ「ジョングク」
JK「っ…」
グッと唇を噛み締めて、強く拳を握って俯いたグク。
周りを見渡してみると、ほぼほぼ全員がグクと同じようにしていた。
…グクを諭したソクジニヒョンも。
MN「…あと、代表からの伝言だがー」
BTS「！！」
マネヒョンから代表からの伝言を聞いて、全員が一斉に頷いた。
YG「マネヒョン、俺達…」
MN「知ってる、そうだろうと思ったから早く下に降りて来い」
TH「！！流石マネヒョン！！」
MN「はいはい、ほら早く」
マネヒョンの電話を切って、全員服を着替えてバレないように簡単に変装してからマネヒョンが待ってる下に降りる。
JK「…テヒョニヒョン、いい加減それ辞めません？」
TH「え！！なんで！？格好良いでしょ！？アフロ！！」
JK「いや…でもヌナが目を覚ました時いきなりアフロが出て来たらびっくりして、また倒れるんじゃないかって思うんですけど」
TH「えっ！！それは駄目！！ならこっちにする！！」
誰もがテヒョンのアフロに突っ込むのを諦めたのに、グクはAを出して辞めさせた。
…Aの名前を出せば、あんなあっさり辞めるんだな…。
普通に黒マスクを付けて、伊達眼鏡を付けたテヒョンを確認してから急いで下に降りる。
マネヒョンの待つバンに乗って、代表に教えて貰ったとある場所に向かう。
こんな真夜中に大丈夫なのかは怪しいが、信じて行くしか今の俺達には無い。
…待ってろ、A。
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秋桜(プロフ) - あんこさん» 一気に拝見して頂き、ありがとうございます！スランプで何も思いつかないなりに更新頑張りますので、引き続き応援して頂けると嬉しいです！ (11月10日 11時) (
レス) id: 64510454d7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 面白すぎて一気に拝見してしまいました(笑)めちゃくちゃ好きな話なので更新楽しみにしてます♪ (10月29日 1時) (レス) id: 055ca00aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年11月13日 23時
