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花びら162枚目 ページ12

少し離れた所に停められている車に乗り込む前に、宿舎の方を見ると皆が見守っててくれていた。
少し手を振ると、手を振り返してくれる。
車に乗り込むとすぐ発進した。

世話『…どうでした?』
『何が?』
世話『彼等達と居て…』
『…あぁ…凄い幸せだったよ…こんな、幸せ貰って良いのか不安になる位に』
世話『…ふふ、なら良かったですね』
『…あぁ』

私の部屋に置いてある私からのソンムルも気付いてくれたかな。

それぞれ皆をイメージしたブレスレットとピアス、ホソクオッパにはフェイクピアス、指輪の3点セットを贔屓にしてる店で作って貰った。
事情を話すとその店主は瞳を潤ませて、快く引き受けてくれた。
お金は私の貯金から定価よりも多めに出した。

『…気に入ってくれると、嬉しいな』

ポツリと零すと、久々の我が家に着いていた。
…あまり、温かくない我が家に。

車から出ると、勢揃いしていた。

『『『おかえりなさい!!お嬢!!!』』』
『…出迎えは良いよ、ゆっくりしてな』

そう言うと大半が一礼してから何処かに行ったが、新入りなのか何人かが困惑していた。

『…んと、君達は新入りかな?』
新入『は、い…』
「ごめん、韓国人の方かな」
新入「!!韓国語喋れるんですか…」
「あ、あぁ…ここの人達は話せる人と話せない人の差が凄いだけで簡単な韓国語だったら全員、喋れるよ」

まさかの新入りの人が韓国人だなんて…。
父親は何を考えているのか本当に分からない。

ここでの生活をもう一度詳しく話す為に私の部屋に連れて行く。

「基本ここに居る間はゆっくりしてて良いよ、本当の家だと思えば良い、ゲームしても良いし、酒飲んでも良いし、本読んでも良いし、雑談だってしても良い」
新入「そんな自由にしてても良いんですか…?」
「うん…あぁ、でも変な詮索しないでね?訳ありの子が多いからさ」

そう言って、私のお世話係の人を呼ぶ。

「何かあればこいつを頼っても良いよ、基本韓国語分かるし話せるから」

そう言って、私のお世話係から外させて彼等の慣れるまでの間のお世話を任せた。

スマホを見れば、ふっと口角が上がった。
カトクを開いて、送られた動画を見てみれば。

BTS「A/ヌナっ!ありがとう/ございます!大事にします!」

速攻で気付いたらしい彼等のお礼動画だった。

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秋桜(プロフ) - あんこさん» 一気に拝見して頂き、ありがとうございます!スランプで何も思いつかないなりに更新頑張りますので、引き続き応援して頂けると嬉しいです! (11月10日 11時) (レス) id: 64510454d7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 面白すぎて一気に拝見してしまいました(笑)めちゃくちゃ好きな話なので更新楽しみにしてます♪ (10月29日 1時) (レス) id: 055ca00aac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋桜 | 作成日時:2022年11月13日 23時

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