花びら106枚目 ページ6
眠たくて寝室で着替えていると、ドアが勢いよく開かれた。
TH「Aー!!…って、ごめっ!!!」
「…きゃーピョンテー」
TH「すごい棒読み」
着替えて、テヒョンにこっち見ても良いと言ってからここに来た理由を聞く。
「で、テヒョンはなんでここに来たの?」
TH「あ、そう!Aを呼びに来たんだ!ヒョン達にAを呼んで来いって言われたから」
「…そう、なら行くよ」
欠伸してるのを両手で隠してから、テヒョンに手を引かれながらリビングに向かう。
私にリビングを開けるように促してきたテヒョンに従って、ドアを開けると。
パーンッ!!
BTS「誕生日おめでとう/ございます!!A/ヌナっ!!」
「…」
驚き過ぎて、目を見開いて固まってしまった。
SJ「正確にはおめでとうございました、の方が正しいけどね」
YG「日付が変わってから祝ったの初めてだわ」
HS「誕生日から3時間過ぎてのお祝いは僕もした事が無いですよ〜というよりも、皆やった事無いですよ〜」
RM「ある意味、記憶に残る誕生日だよね」
JM「んふふっ!ねぇA、こんな誕生日の祝い方された事ある?無いよね?」
TH「いひひっAが固まってるー!可愛いっ」
JK「ぬ、ヌナ?起きてますかー…っ!?」
ジョングクが声をかけて来たと同時に、目から何かがポロッと溢れた。
今度は皆が驚く番だった。
「っ…ありがと」
ポロポロと溢れるような涙が止まらない。
初めて人前で泣いているのに、胸が温かくなるのが不思議で仕方ない。
人前で泣くのは嫌なのに。
…泣くのは辞めてたはずなのに。
両手で鼻と口を覆って、泣き止むのを待っていると温もりが私を包み込んだ。
SJ「…な、泣き止んで?…Aが泣いてたら、どうしたら良いのか分からなくなるよ…」
YG「お前も、泣くんだな…安心したよ」
HS「可愛いA〜泣かないで〜!!オッパも泣いちゃう…」
RM「俺も泣きそうになる…1番泣かない子の涙って、周りの涙を促すもんね…」
JM「あぁ〜もう…Aが泣いたから僕達までつられて泣いちゃうよ〜…っ」
JK「ヌナの泣き顔が見たいのに、俺まで泣いてるから見れない…っ…」
TH「A、泣かないで…これからもずっとお祝いしなきゃいけないんだから」
「っ、う、うん…っ…!!」
声的に私を正面から抱き締めてるテヒョンの服にギュッとしがみついて、声を殺して泣く。
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作者名:秋桜 | 作成日時:2022年9月25日 12時