花びら144枚目 ページ44
「…ふふ、なんかオッパ達、今日甘えたさんですね」
RM「うん…そうかもしれないね、Aが居なくなるのが受け入れたく無さ過ぎて、甘えてるから」
「…リーダー、しっかりして下さいよ…ね？私は何処に居てもオッパ達を応援してますから、それに…」
ホソクオッパに顔を上げて貰った後、グルッとナムジュンオッパと向き合って見上げて、寂しそうに揺れてる瞳を見つめながら微笑む。
「私、本当に沢山、ナムジュンオッパに助けられましたよ…テヒョン達に埋もれてて分かりにくいけれど、どんな事があっても、私の味方に真っ先になってくれるじゃないですか」
RM「A…」
「優しく諭すように私を怒ってくれて、見守っててくれて楽しむ時は一緒に楽しんで…本当にありがとうございます」
更に微笑むと、泣きそうな瞳に変わったナムジュンオッパの瞳。
ギュッと抱きつけば、今度は優しく包み込むように抱き締め直される。
ナムジュンオッパの顔を見てみると、眉間に皺を寄せて泣くのを我慢していた。
いつも笑う時にえくぼが出来るその頬に触れると、抱き寄せられてホソクオッパの温もりが無くなったけれどナムジュンオッパの温もりが強くなった。
首元に顔を埋めて、普段の包み込んでくれるようなオッパが私に甘えてくれたので、どうしたら良いのか分からなくなる。
そっと抱き締め返すと、後ろからナムジュンオッパごと抱き締められた。
HS「ナムジュナが泣くなんてね」
「…確かに」
RM「その位、寂しいって事だよ…」
ナムジュンオッパにもそう思われてた事が意外だったけど、嬉しくて頬が緩む。
2人の間に埋もれていると、心地よい鼓動と温もりで私の眠気を誘う。
抗う間もなく、瞼が閉じられて夢の世界へと旅立った。
HS「あ、寝ちゃった…ふふ、可愛い…」
RM「本当、可愛いよね…手離したくないなぁ…」
HS「何気にナムジュナが1番反対してたよね」
RM「いや、ホソクもしてただろ」
HS「まぁね…そろそろ僕達も寝ようか」
RM「だな」
HS,RM「おやすみ、A」
そう言って、寝返りをして仰向けになっていた私の両頬にホソクオッパとナムジュンオッパにポッポされた事を私は知らない。
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年9月25日 12時
