花びら140枚目 ページ40
「っ、わ、分かったから…でも、ヌナが格好良いって思った時にしか言わないから」
JK「はいっ！そんな素直な所がヌナの魅力の1つですから！！」
「…うん、ありがとう」
大人びた顔から一気に年相応の可愛い笑顔に戻ったジョングク。
クルッと前向きに戻されて、暫く抱き締められているとソクジンオッパに止められた。
SJ「ヤージョングガ！！Aを独り占めするんじゃない！！Aは世界で1番可愛い可愛い俺の妹でもあるんだからな！」
「…オッパ、うるさいです」
SJ「そんな事言ってるのに、耳赤いけど？」
「っ、世界で1番可愛い可愛いオッパの妹じゃないですよ」
ジョングクの腕から離されて、ソクジンオッパにお姫様抱っこをされる。
その体勢で世界で1番可愛い可愛い妹って言われたら、なんとなく照れてしまう。
「というか、なんか用事でもありましたか？」
SJ「うーん…用事は無いよ、ただ可愛い妹とたまには触れ合わなきゃでしょ？」
「いや、知らないです」
SJ「オッパ達は弟達に止められてたんだよ？だから良いでしょ？」
真顔でそう言われても…。
でも少しでも私との思い出を残したいという気持ちがソクジンオッパの瞳の奥から伝わってくる。
「…分かりました、良いですよ…あと私、重いです」
SJ「え？Aが重い？俺が持ててるんだよ？？」
「…察する方法がなんか悲しいですね」
SJ「あとユンギが持てたら大丈夫だね」
「何ですか、その方法…」
少し呆れたけど、でも元気になれる。
そっと首に腕を回すと、耳まで赤くなったソクジンオッパ。
SJ「〜っ！！もーA、可愛いっ！！」
「っ！？」
そっと降ろされた後、ぎゅうっと強く抱き上げられて首元に頭をグリグリとされる。
SJ「…明後日からAが居ないとか、心折れそう…」
「…なんでですか、カトクも送りますし通話もしますよ」
SJ「…Aの温もりにこうやって触れたら、離したくなくなったんだよ…Aが普通の女の子だったら、ずっと一緒に居れたのに…でも、普通の女の子じゃなくてもAはAだし、どんなAも好きだから戻って来るまで待ってるよ」
「…はい、ごめんなさい…ありがとうございます」
SJ「んーん…」
ぎゅうっと強く抱き締められて苦しいはずなのに幸せだと感じてしまう。
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年9月25日 12時
