花びら139枚目 ページ39
暫くすると目隠しが取れたので、オッパを見つめるといつも通りのユンギオッパが居た。
「あれ…顔が赤くなってたと思ったのに、見間違い…?」
YG「…そうだろ、それよりも飯食うぞ」
「…はい」
ふいっと顔を背けたユンギオッパの耳がほのかに赤かったけれど見なかった事にした。
2人でリビングに行くと、ジョングクが隣の席を開けてくれていた。
JK「ヌナッここだと安全ですよっ!」
「うん?」
JK「テヒョニヒョンから離れてますし、俺とホソギヒョンの間なら誰も邪魔しないので!!」
そう言いながら。ニコッと可愛らしく笑ったジョングク。
チラッとナムジュンオッパとソクジンオッパの間に座って、キム三兄弟が完成してる方を見ると、拗ねてるテヒョンが居た。
「テヒョナ…?」
TH「俺ヒョンなのに…」
「…ヒョン…うん、そうだね」
確かにヒョンだけど、なんだかテヒョンはヒョンらしくないんだよなぁ。
同い年というか…。
まぁ私からしたら同い年だから当たり前なんだけど。
皆でご飯を食べて、片付けもしてゆっくりする。
すると、ジョングクが後ろから抱き締めて来る。
JK「…ヌナ、もう明後日には居ないんですよね…?」
「…うん、迎えに来てくれるから」
JK「…ヌナが居ないと、寂しいです…」
「…うん、私もジョングクみたいな可愛い子から離れるのは、寂しいかな」
そう言うと、ぎゅっと強く抱き締められる。
待って待って。
なんだか、骨が軋む音が聞こえてきたんだけど。
ミシミシッてヌナの体から聞こえてきたよ、ジョングク。
JK「…ヌナ、俺も男なんです、可愛いじゃなくて格好良いが良いんです」
そう言って、私の首元に顔を埋めた。
髪が首に当たってくすぐったいけれど、その可愛らしいジョングクの頭を撫でる。
「…申し訳ないけど、どう見たってヌナからしたらジョングクは可愛いよ…一番可愛い弟だよ」
JK「…1番は嬉しいですけど、でもヌナ?俺だって男ですから可愛いって言われるの嫌なんですよ…俺が愛したい人になら尚更、言われたくないんですよ…格好良いって思われたいんです」
クルッと向かい合わせにされ、ジョングクの上で見つめ合う形になってそう言われた。
真剣な顔をしてるジョングクは、年下で幼いはずなのに何処か大人びてて顔が熱くなる。
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作者名:秋桜 | 作成日時:2022年9月25日 12時