花びら137枚目 ページ37
最初の歌詞が私と皆の出会いから今の仲良し？なグループになったまでを綴ってるから。
ラストのサビの前は、敢えて音源を小さくして私の気持ちを綴った歌詞を伝える。
ラップっぽいから少し早口だけど、これが伝わってくれたら良いなと思った歌詞だから。
歌い終えると、拍手を貰えた。
SJ「完成度凄…」
YG「…最初のパフォーマンス、本当に今日覚えたのか？」
HS「そうですよ、でもなんでこんな完成度高いの…」
RM「…Aはすぐ振り付けを覚えるのを染み付いたね」
「そうしないと皆に追い付けないですからね」
頬をポリポリと掻きながらそう話していると、いつも割って入って来る3人が静かで不思議に思って、そっちを見ると泣いていた。
「っ！？」
JM「うぅ…っ…Aー…っ…なんで、泣かせるの…っ…！！」
TH「そ、だよ…っ……ます、ます…離したくない、よ…っ！」
JK「ぬなぁ…っ…やっぱ、いかないで…っ…！！」
…弟感溢れてて可愛い。
なんで、こんなにも可愛いんだろう。
同い年と弟が可愛くて、いつもは抱き締められる側だけど今日は私が抱き締めに行く。
「大丈夫だよ…居なくなっても、連絡はするし電話もするしアルバムも買うから、ね？」
1人1人をあやす様に背中をポンポンとすると、やっぱり3人に抱き締められる。
先生にも合格を貰えて、明日の為に今日はもう帰る事になった。
マネージャーさんに宿舎まで送って貰う事も、明日が最後になるのだろう。
「…マネオッパ、早いけど…ありがとうございました」
MN「！？マネオッパ…！？」
SJ「ヒョン…凄い分かる、突然呼ばれたら戸惑うよね」
YG「いや、本当に…今は慣れたから、戸惑わないけど…」
HS「Aっていきなり言い出す所があるからねー…」
RM「本当、心臓に悪いけど…でも、そこが魅力なんだよね」
「何の話をしてるんですか」
少し呆れてしまったが、なんだか嬉しくもある。
ただ、この空気も明日で終わりだと思うと恋しくなる。
宿舎に帰り、自分の部屋に入って用意をする。
ダンボール2個分で済む量だから、すぐ終わってしまった。
携帯灰皿を取り出して、煙草に火を付ける。
…明日で最後。
明後日から暫くはアンチの人達が望んでいた7人になる。
嬉しいかな。
きっと、嬉しいよね…？
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年9月25日 12時
