花びら132枚目 ページ32
顔を上げても沈黙の時間が流れる。
JK「待っ、て下さい…！！ヌナ、本気なんですか！？」
「…うん、ごめん」
JM「…駄目だよ、8人が正しい数なんだから…！！Aが活動休止するなら、僕達もしなきゃ…！！」
「それこそ駄目だよ、私が居なくてもバンタンは続かなきゃ…皆に笑顔を届けてよ、離れてしまう私に届く位に」
RM「…とりあえず、なんで活動休止したいか、聞いていい？」
少し寂しそうに笑いながらも、そうやって聞いてくれるナムジュンオッパに頷いて、口を開く。
「…簡単に一言でまとめると、家の事情で活動休止したいです…マネージャーさんとシヒョクさんには私の家の事を知ってるから全部言えるけど…綺麗な皆には言えないし、知られたくもないです」
冷たい言葉だろうけど、皆に見離されたくなくてそう言う。
私の家の事を知ったら、出会ってから今まで仲良くしてた生活が無くなりそうで。
また最初の頃に戻るんじゃ無いかって怖くなる。
HS「A…僕達、そんなに信用ない？」
「そうじゃないです…そうじゃ、ないですけど…今まで、笑い合えた関係が壊れるんです…今までもそうでした、家の事を話すと皆態度が180度変わるんです…」
SJ「…俺達、そんなすぐ壊れるような関係じゃないと思ってたんだけど」
「そんなすぐ壊れない関係でも、壊れてしまうんですよ！！…関わっちゃいけないって、皆、離れていくんです！！」
初めて皆の前で声を荒らげた。
そして、ポロッと雫が零れた。
JM「A…」
「皆もっ…きっと…はなれてく、から…っ」
JK「…ヌナ、そんな事言わないで下さい…俺達は何を聞いても、何を言われても受け入れます…どんなヌナも好きなんですよ」
TH「そうだよ、俺が毎日囁いてた告白も信じられない…？」
「信じてる…っ…だけど…っ」
TH「なら！言ってよ…俺の気持ちもだけど、皆、そんなすぐ変わらないよ…あと、活動休止の理由をあやふやにしてるのは嫌だ」
そう言われて、ハッとした。
確かに活動休止の理由があやふやのまま、許可してくれって無理なお願いだよね…。
「…嫌になったら、外に出て下さいね」
YG「…大丈夫だから、話してみろよ」
「…分かりました」
震える手を隠すように、強い力で握りしめる。
「私、実は…日本のヤクザの娘で、若頭なんです」
BTS「っ！？」
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年9月25日 12時
