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花びら127枚目 ページ27

JK「ヌヌヌヌヌヌヌナナナナナ、だだだ大丈夫でひゅは!?」
「落ち着いて、この通り何も無い」
HS「…A、今の服装、分かってる…?」
「?」

自分の格好を見てみると、手首に墨を隠す為にテープを付けていて、キャミにガタガタになって太ももの中心よりもちょっと短くなったスカート。

「…え、うん?」
TH「ヒョン、Aはピュアなんですよ?」
JM「オッパ心配しちゃうよ?」
「ジミナはオッパじゃないでしょ」
JM「てへ」
YG「…A、演技上手いな」
「…ありがとうございます」

ポンポンと頭を撫でられて、頬が緩む。

誰かに褒められて、頭を撫でられると胸が温かくなる。
それを教えてくれたのは皆だ。

ギュッと胸の辺りで拳を作る。
すると芸名で呼ばれたので、監督の元へ向かう。

次は閉じ込められているシーンを撮るらしくて、こんな感じで座って欲しいと言われる。
こくりと頷き、中に入る。

適当に寝そべって目を閉じる。
始まりの合図を聞いて、ゆっくりと目を開ける。
知らない空間に居る設定←なので、キョロキョロと見渡す。
すると父親役の人が出て来た。

俳優「今日からお前はこの中でずっと過ごして貰う…ずっと俺達の犬、な」

そう言って起き上がった私をまた押し倒してくるから、抵抗する。

「ぃや、だっ!!!」
俳優「…お前は言う事の聞けるイイコだろ?」
「…っ、ふざけないで…こんな所に居るより、私を受け入れてくれる皆の元に居たいんだ!!」
俳優「…へぇ…お前みたいな身体だけのゴミを受け入れてくれる奴等なんて居るんだな…」
「…っ、離してっ!!」
俳優「言い残す事はそれ位か?…なら、気持ち良く逝こうか」

そう言って私の服を脱がせて、そのまま入ってくるフリをする。

「ぃ"っ!!」

行為をしてるフリをしていると、首に手をかけられてグッと喉を押さえられる。
グッと歯を噛み締める。

「…か、は…っ…か、え…りた…ぃ…っ…」

涙を零してそう言ってから、力を抜いて撮影が終わった。
暫くしても私が動かないから、皆が駆け寄って来てくれた。

JK「ヌナっ!!大丈夫ですか!?」
TH「大丈夫!?顔色悪いよ…!!」
「…水、頂戴」

喉から情けない声しか出なかったけど、そう言って水を貰う。

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作者名:秋桜 | 作成日時:2022年9月25日 12時

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