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花びら123枚目 ページ23

それから日本デビューもして、初のライブツアーもしていた。
勿論、私を良く思わないARMYからボードを投げつけられたり、水を掛けられたり、物を投げられたりした。

BTS「!!トゥミョン/ヌナ!!!」
「ぅわっ!?びっ、くりしたー…わぁ、アンチからのソンムルですね、ありがとうございます」

人前で不敵な笑みとか以外のニコッと笑ってみせるのは初めてでスクリーンに映し出される。

笑え。
無表情では無く、悲しい顔ではなく、笑ってみせろ。
何も思ってないから、笑え。

衣装チェンジの為に降りて、着替えてメイクオンニにメイクを直して貰う。
お水もちょこっと飲んで、塩分タブレットを噛む。
その時間が終わるとステージに立つ。

SJ「トゥミョナっ!!」
「え…っ!」

咄嗟に腕で庇うと、何かが当たって液体が腕を伝う感覚がした。

「…皆、カッター好きなんですね?あははっナイフとかの方が良いですよー」
SJ「A、何言ってんの、早く降りて」

声が入らないようにマイクを下げて、そう言うソクジンオッパに首を降って微笑む。

「大丈夫ですよ…皆に付けないようにするんで」

そう言って、ライブが終わるまで降りなかった。
終わった後は、出血多量でフラフラだったけど。

次のライブも同じような感じだった。
このライブツアーは、ニコッと笑って乗り切ってみせた。
ライブツアーが終わると年末のステージに向けて練習したり、スケジュールをこなしていた。

アユクデにも出て、アーチェリーに出たり皆を応援したりしてると他のグループにも声を掛けられる。
意外と小さいねとか可愛いねとか、沢山声を掛けられたけど傍にメンバーの誰かしらが居たからか、しつこくはされなかった。
何故か男子リレーにマンネラインで参加する事になって、テヒョンとジョングクの間で走る事になった。

「…私、そんなに早くない…」
JM「えー?大丈夫だよ!僕も遅いもん」
TH「大丈夫だよ、俺がぶっちぎりになってあげる」
JK「落ちたとしても俺が挽回します、安心して下さい」
「…ジョングクに任せた」

いざ始まると皆早くて、裏切られた気分になる。
テヒョンからのバトンを走りながら、受け取ると歓声が上がる。

SJ「いいぞ、トゥミョナ!!そのままグクに渡せー!!」
YG「…え、遅いって何だよ」
HS「早い…」
RM「あれこそ詐欺だよね」

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作者名:秋桜 | 作成日時:2022年9月25日 12時

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