S i g n (ページ27)

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その頃みさきも唯一長い付き合いのある

中学からの友達の美玲に居酒屋に誘われ

昨日あったことを事情聴取されている所だった。

美玲「……で！？そのスナックで会った男の人とはどうなったの？！」

『本当になんもないよ？』

しかし、そんな一言で美玲が信じてくれるはずもなく

またまた～、とでも言うかのようにニタニタと

妖艶な笑みを浮かべ面白そうにみさきを見つめた。

美玲「でもいい歳した大人の男女が夜にスナックで会ってなんもないってことはないでしょ??笑」

『美玲だったらそういうの慣れてるだろうし距離感取るの上手いから２～３日で発展するかもしれないけど私の場合人見知りとかもするからさ～』

みさきは美玲を羨ましく思いながら

話していて既にぬるくなってしまったビールを

ゴクリと飲み干した。

美玲「でもさすがに30にもなれば今までの経験が参考になるでしょ??今までの彼氏とかはどうしてたの??」

『今までの経験もそんなに多くないからわかんないや笑笑ってかなんで私がその人のこと好きみたいなていで話進んでるの笑』

美玲は完全に恋バナだと思い込んでいたのか

みさきの言葉に明らかに驚いたような様子を見せた。