ピポ…(遠い目). ページ26
ゾムさんが玄関の方へと向かった隙に、慌てて自分の乱れた服装と髪を整える。
未だに高鳴っている胸を落ち着かせ、玄関から聞こえてくる二人の男の声に耳を澄ます。一つはこの家の主、ゾム先輩。もう一つは…
zm「何やお前はよ帰れ。遊びは今度な。」
「いやいや、そんな！冷たいわぁゾムさん…」
zm「やめろそのわざとらしい上目遣い。きっしょ」
「あぁんしんらちゅ…！！」
…この汚い喘ぎ声…さては……
zm「とにかくはよ帰れや。今ええとこやねん"大先生"。」
あの何か詐欺師みたいな人か…！学生時代一緒だった…！！
思い出すと少し気になって、ﾁﾗｯと玄関の方へ覗きに行く。
すると、その男の人は俺に気付いた。
ut「…え、ぁ、嘘！？Aちゃんやん！？久しぶり…！！！え、ヤバ…ずっと探し続けてた甲斐あったわ…(小声)」
最後の方は聞こえなかったけど、ゾムにはばっちりと聞こえていたのか男の人を睨んで思いっきり頬をつねっていた。痛そ…
俺はその人のことを曖昧にしか覚えてなかったので、ﾍﾟｺｯとお辞儀を返すだけにした。えっと確か…この人って……俺に物凄く求婚してきてた……
『ぁ、もしかして鬱くん…！？』
やっと名前を思い出せた。声で大体誰かは把握出来ていたのだが、肝心の名前が思い出せなかった。
ut「わ、覚えててくれたん！？嬉しいわぁ…え、どう？これからお茶でもしない？」
zm「何言うとるん大先生。何俺の前でA口説いとるんやぶち殺すぞ。」
物騒なことを言うゾム先輩に鬱くんは焦ったように震えた声で弁解している。怖…(震)
と、俺の中で疑問が生まれる。
昨日は多分酔っ払ってからゾム先輩が泊めてくれたんだろうけど……
今日、、もしかしなくても…
親友とゲームする予定ではなかっただろうか…？
今日は仕事じゃなくて休日だけど、確かそんな予定があったような…と、ポケットに入れていたスマホの通知が鳴り続けていることに気付き、見てみるとそこには親友からの溢れんばかりのメッセージが。
やはり、今日は約束をしていた日…メッセージの内容からしてそうだ。
冷や汗が背中に伝うのを感じながら、俺は家の中に戻っていき、部屋を見渡して俺の私物を全てかき集めてから、今でも争いを続けている二人に声をかけた。
『すみません、俺用事あったの忘れてて…昨日はありがとうございました！！ではまた今度…！！！』
と、早めに捲し立て颯爽とその場を後にした。…後ろから聞こえる制止の声に気付かないフリをして。
ラ ッ キ ー 我 々 メ ン バ ー ＋ α .
オスマン
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炉@湯煙。(プロフ) - カスタードさん» さぁ…どうでしょうね？(実はpktさんとしても出したかったけどキャラ掴めてなくてオリキャラとして出したとか言えない)← ありがとうございます嬉しいです…！！ (2020年5月28日 10時) (
レス) id: a21c89c03e (このIDを非表示/違反報告)
カスタード - 田中…？ぴくt((ゲフンゲフン…この作品最高ですね (2020年5月23日 15時) (レス) id: 7ad0432a29 (このIDを非表示/違反報告)
炉@湯煙。(プロフ) - ヒカリさん» ただいまです！！いやはや…戻ってきて早々に色々あって更新なかなか出来てないの申し訳ないです…() 更新頑張ります！！！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: a21c89c03e (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - お帰りなさぁい!!!私は信じてましたよ！帰ってきて良かったです(´;ω;｀)あと、これからもゆっくりでいいので頑張ってください、応援してます！ (2020年4月26日 1時) (レス) id: ba35eb080c (このIDを非表示/違反報告)
炉@湯煙。(プロフ) - 人生の方程式さん» ただいま…！！ (2020年4月24日 16時) (レス) id: a21c89c03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：炉 | 作成日時：2020年1月4日 2時
