興味がない彼女。２ (ページ36)

今日:3 hit、昨日:50 hit、合計:102,783 hit

YG × TH １ページ36

YG「おい、いる？」

ギィ、と俺の部屋のドアを開けて入ってくるユンギヒョン

俺はベッドの上で音楽を聞いていて、目の端でユンギヒョンが中に入ってきたのを確認する

耳からイヤホンを取り、返事をする

TH「なに、ヒョン」

思春期真っ只中の俺にとっては、実の兄であるヒョンも部屋にはあまり入ってほしくない

YG「いや、これといって用はない。暇潰し」

そう言って俺が寝ているベッドに座る

もう、勝手なんだから

なんでも反抗したがりの今の時期、ヒョンへの反抗も今では当たり前になってしまっていた

TH「なんでそこに座るの、床座ってよ」

YG「あ？別にいいだろここでも。音楽聞いてろ」

イライラしながらも好きな音楽をイヤホンで爆音で聞く

・

TH「ん...」

どうやら寝てしまったようだ。身体が重い

ふと唇に違和感を感じ、ゆっくり目を開ける

TH「...！？っヒョン！何してんだよ！」

目の前にあったのはヒョンの顔

唇の違和感は、ヒョンの唇があったからだった

ドンッとヒョンを押し、怒鳴る

急に押され体制を崩したヒョンは、すぐ睨むようにこちらを見る

でも、すぐに悲しそうな目をして、俯いてしまうった

あんなヒョンの悲しい目は見たことがないから、俺は戸惑いが隠せなかった

TH「......ヒョン？」

YG「...ごめんな」

ヒョンは急に俺を押し倒し、力任せに俺にキスをする

すぐに激しく抵抗しても、ヒョンの力と、上からくる圧力とが重なって、退かすことができなかった