83 JK ページ35
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もうしばらく誰にも会いたくなくて
少しの間、実家に戻ることにした
あの日の帰り、俺が歩いたときだけ降った雨
そこで握りしめていた携帯はいつの間にか
故障をしていて取り替えた
誰にも会いたくなくたって
JK「ヒョン...」
この人には会ってしまう
実家が近いからしょうがないのか
これが腐れ縁というものなのか
TH「ジョングガ、ここにいると思ってた」
昔からの勘なのか
JK「ヒョン、Aヌナとはうまくいってますか？」
TH「え...ああ、うん。順調だよ」
ヒョンはヌナの話題になるといつでも悲しそうな顔をする
何でだ。俺が皮肉めいた言い方をしたから？
それとも、
TH「ジョングガはこれでいいの？」
JK「え？」
唐突に放たれるその言葉
その目は何なの、何を知ってるの、ヒョン
TH「俺が言える立場じゃないけどさ」
ヒョンの見慣れた三白眼は俺の目を貫こうとする
TH「何にもわかってないのは、ジョングク、お前もだよ」
少し目を細めて俺に焦点を合わせようとする
いつの日かヒョンに放ったその言葉
TH「お前が逃げてどうするの」
鈍い痛みとなってさらに突き刺さり自分に返ってくる
TH「相手が俺じゃなかったらどうなってた」
見たことないヒョン
TH「舐めるなよ、俺だって本気なんだよ」
俺の知らない、目を潤ませたヒョン
TH「だけどさ...」
TH「ジョングガ...お前には幸せになってほしいんだよ」
伸びた前髪から微かに捉えることのできるヒョンの睫毛は
薄く濡れていて
一体何の話なのかわからない、幸せ？本気？何のこと？
会って数分もしてないのにいきなり閉じ込められたような
圧迫感を感じるそんな会話
TH「ジョングガ
こんなんじゃ、俺と同じじゃんか。
お前が俺に言ったのに、同じことやって」
TH「いい加減目覚ませよ」
”こんなことで俺らの関係が崩れるほど、どんな安っぽいものじゃないだろ”
”怖がるな、逃げるな、ジョングガ”
幾重にも重なって聞こえるヒョンの言葉
そうか、俺はヌナを失うだけじゃなくて
ヒョンを失うことにも怖がっていたんだ
ヒョンと繋がっていれば、ヌナとも繋がっていられる
そんな勝手な希望が
いつしかこんなにもずるい俺を創り上げていたんだ
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ソラ - とても、よきぃーー！ (2020年7月23日 8時) (
レス) id: 08c8c73ab0 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 私もジョングクと結ばれてくれたら嬉しいです。いつも応援しています！更新楽しみに待ってます。 (2020年7月15日 19時) (レス) id: 541af16070 (このIDを非表示/違反報告)
はしメイ(プロフ) - ゆっくり待っています。ご自愛ください。 (2020年7月15日 17時) (レス) id: 3deb5fbbfa (このIDを非表示/違反報告)
あい - ドキドキしながらここまで読ませていただきました、テヒョンと結ばれてほしいなと思います…更新楽しみに待っています！ (2020年6月23日 21時) (レス) id: 174c21f42e (このIDを非表示/違反報告)
Misa(プロフ) - テヒョンと結ばれて欲しいです！更新楽しみにしています (2020年6月20日 14時) (レス) id: 530cca06be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mui | 作成日時：2020年6月7日 0時
