68 JK ページ20
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どのくらいこうしていただろうか
この腕を離せばヌナが２度と帰ってこない
そんな気がして
もう一度強く抱きしめる
『ジョングク...』
JK「ヌナ...」
いつの日か同じ光景を見た気がした
俺の腕の中で振り返るヌナ
『なんであなたが泣いてるの？泣かないでジョングク...』
自分でも気づかなかった涙
ヌナ、俺はね
自分から契約を切り出しておいて
テヒョンイヒョンが動き出した今更
ヌナを離したくないと思ってしまったんだ
だから...
JK「お願いヌナ...今日だけはそばにいて...」
きっとこの俺を見た神様は天罰を下すだろう
ヌナ、もう我儘言わないよ
ヌナがテヒョンイヒョンを忘れられないように
ヒョンだってヌナのことはずっと特別なんだよ
それに気づくのが遅かった俺は
一番幸せでいて欲しい人に遠回りさせてたみたいだ
でもねヌナ、あと少しだけ時間を頂戴
『あたりまえじゃない...私はジョングクの彼女でしょ？』
俺の頬を柔らかくて小さな手で包み込む目の前のヌナ
ねえヌナ、なんでそんなに優しく切なく呟くの？
ねえヌナ、なんでヌナも泣いてるの？
その涙は無理している涙なの？
その涙を拭っていいのは俺なの？
ヒョンからあんなに話を聞いておいて
こんなにも好きになったのに
まだこれっぽっちもヌナのことわかんないや
でもやっぱりまだヌナのこと
忘れる自信がないんだよ
『っジョングク...風邪、悪化するから中入ろ？』
涙を拭いながら俺の袖をちょんと引っ張って中に誘導する背が高いのに小さくみえるヌナ
『ジョングクのおかゆ作ってる時から言おうか迷ってたんだけど...』
恥ずかしそうに、長くて綺麗なその髪を耳にかけて俯くヌナ
『今日、泊まっていってもいい？』
顔を赤らめて聞いてくるヌナ
ダメだよヌナ
そんな顔されたら、ついにわからなくなる
JK「いいよ。いて、俺のそばに」
笑顔で頷くヌナ
ヌナの行動ひとつひとつに深い意味などないのに
俺のことを想ってしてくれた行動を
一つでもいいから探してしまうんだ
ベッドの前
全身の力がストンと落ちる時
呟いた
JK「俺がいいって言ってよ、ヌナ...」
睡魔と倦怠感で意識を手放す前に見えたヌナの顔は
今までで一番切なかった
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ソラ - とても、よきぃーー！ (2020年7月23日 8時) (
レス) id: 08c8c73ab0 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 私もジョングクと結ばれてくれたら嬉しいです。いつも応援しています！更新楽しみに待ってます。 (2020年7月15日 19時) (レス) id: 541af16070 (このIDを非表示/違反報告)
はしメイ(プロフ) - ゆっくり待っています。ご自愛ください。 (2020年7月15日 17時) (レス) id: 3deb5fbbfa (このIDを非表示/違反報告)
あい - ドキドキしながらここまで読ませていただきました、テヒョンと結ばれてほしいなと思います…更新楽しみに待っています！ (2020年6月23日 21時) (レス) id: 174c21f42e (このIDを非表示/違反報告)
Misa(プロフ) - テヒョンと結ばれて欲しいです！更新楽しみにしています (2020年6月20日 14時) (レス) id: 530cca06be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mui | 作成日時：2020年6月7日 0時
