ミス ページ10
「はぁ〜…寝ちゃった…」
ため息をつきながら起き上がり、両手で顔を覆った
すぐに起きて帰るつもりだったのに
彼らが帰ってくる前に帰るつもりだったのに…
ここ数年、こんなミスなどしたことがなかったのに
とんだミスをしてしまった
CM「ははっ(笑)珍しいね？Aがうっかりするなんて」
「…うっかり、寝ちゃった」
CM「(笑)きっと疲れてたんだよ。気持ち良さそうに寝てたから」
「…はぁ〜」
私としたことが
こんな隙を見せてしまうなんて
これからは気を引き締めて仕事をしなければ
ミスにへこみ乍らも、反省をしていた私の横に
チャンミンは笑いながら座った
CM「(笑)そんな顔のA見るの初めて」
「…初めてだもの。こんなうっかり」
CM「でも…ちょっと嬉しいかなぁ〜」
「えっ？」
そう言ったチャンミンの方へと顔を向けると
私が抱え込んでいたクッションを取って
今度はチャンミンがそのクッションを抱きしめた
CM「気を許してくれてるようで…嬉しかった」
「…。」
CM「無防備なAを見れて、嬉しかったよ」
「チャンミン…」
CM「ははっ(笑)良かったぁ〜。先に帰って来て」
「えっ？じゃぁ、ユノはまだ？」
CM「うん。今頃、ユノペンの社長さんの娘の相手でもしてるんじゃないの？」
「そうなの？大変ねぇ〜…芸能人も」
CM「(笑)僕が居なくても大丈夫そうだったから」
所謂、接待
そんなものなのだろう
普通の一般人の私には分からない世界
彼らはずっと若いころからこういう世界で生きていたのだ
だから、自分のすることにプライドを持ち
何年もの時間をかけて培った経験があるからこそ
自分を一番に信じているのだろう
そんな時間が長ければ長いほどに
周りからのアドバイスを聞き入れられなかったりする
プライドを持って生きてきた自分を信じているからだ
「お腹空いてない？」
CM「食べてきたから大丈夫」
「そう。じゃぁ、私そろそろ帰らなくちゃ」
彼らの食事の支度をしなくていい今夜は
もう私の仕事は終わり
もう私がここに居る理由はない
少しだけ乱れてしまった髪を縛りなおして
私は帰り支度を始めた
ソファから立ち上がって、キッチンの傍に置いてあるバッグを取りに向かうと
横に座っていたチャンミンも一緒に立ち上がった
「じゃぁ、また明日。ゆっくり休んでね」
そう言って微笑むと
チャンミンは私に近づき目の前で止まると
私の片方の手首を掴んで引き寄せた
「っ！？チャンミン？」
CM「帰らないでよ」
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裕(プロフ) - alexisさん» 最初の難しさに楽しさを見出しているような。。。みたいな感じで(笑)いつもありがとうございます(*´∀`*)ノ (2018年10月2日 22時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - あまいくりーむさん» ありがとうございます(T.T)次章もがんばって更新しますね！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 環琉さん» ありがとうございます(ToT) (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ジェジュンとの“仕事”…ヒロインはプロですが、、、ぃやー難しい仕事ですよね…けど、めっちゃやり甲斐もありそうな……。次章も楽しみにしています♪ (2018年10月1日 23時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - すごく面白いです！楽しみに拝見しています！ (2018年10月1日 17時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2014年4月17日 13時
