カフェ ページ48
「ただいま戻りました」
1時間ほどして戻ったマンション
手には買い物袋をぶら下げて
リビングへと入れば、コーヒーを飲みながら何かの資料を確認している彼が居た
「おかえりなさい。買いたいものありましたか？」
顔だけこちらに向けてそう言った彼
「はい、ありました」
ダイニングのテーブルに荷物を置きながらそう私が返事をすると、今度は立ち上がりこちらへとやって来た
「何探しに行ったんですか？」
彼は袋の中をうかがうように顔を近づけると
人差し指で、チョンとビニール袋を引っかけた
「汚れを柔らかくする洗剤ですよ。
洗剤と言っても強くないものなので、汚れ以外のものには傷がつかないんです」
「へぇ〜、そうなんですか」
ダイニングのテーブルに手をついて、体重をかけながら私の言ったことに相槌をした
「あ、ご飯ごちそうさまでした。美味しかったですよ」
「良かったです。荷物片付けてきますね」
彼の言葉に返事をし、買ってきた買い物を持ってキッチンへと向かうと
なぜか彼も私の後をついてきた
「Aさんはご飯食べたんですか？」
キッチンの作業台へ荷物を置くと、彼は私の後ろからそう聞いてきた
「あ、はい。買い物ついでにカフェで食べてきました」
「そうですか。良いなぁ〜」
「あはは(笑)お仕事お忙しそうだから、カフェに行けないんですか？」
キッチンの壁に背中を凭れると、腕を組みながら
少し寂しそうに、そう呟いた彼
なんだか可哀想な気がしたけれど、そんな彼の表情が可愛らしくて
思わず笑いながら聞いた
「ちょっとね。ここんところやらなくちゃいけないことがたまってて。
海外の仕事もこれからあるから、外でコーヒー飲む時間も無いんです」
「お忙しいですね」
寂しそうな表情をした彼は、そう言った後少し笑った
苦笑い
まさにこんな感じで
「気分だけでもあがるように、私がコーヒー買ってきましょうか？
お気に入りのカフェがあればそこで」
微笑みながらそう言った私に、彼は少し驚いたように眉を上げた
「あぁ…大丈夫ですよ(笑)ありがとうございます」
「遠慮なさらず、何でも言って下さい。
私は家政婦なので」
遠慮しているような彼にそう言うと
彼は笑った
「じゃあ、のみたくなったらお願いします。
僕のお気に入りのカフェのコーヒー」
「はい。いつでも言って下さい」
微笑み合うように二人で笑うと
なんだかその場の空気が暖かく感じた
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裕(プロフ) - alexisさん» 最初の難しさに楽しさを見出しているような。。。みたいな感じで(笑)いつもありがとうございます(*´∀`*)ノ (2018年10月2日 22時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - あまいくりーむさん» ありがとうございます(T.T)次章もがんばって更新しますね！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 環琉さん» ありがとうございます(ToT) (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ジェジュンとの“仕事”…ヒロインはプロですが、、、ぃやー難しい仕事ですよね…けど、めっちゃやり甲斐もありそうな……。次章も楽しみにしています♪ (2018年10月1日 23時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - すごく面白いです！楽しみに拝見しています！ (2018年10月1日 17時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2014年4月17日 13時
