当日の電話 ページ40
翌日、私は彼らのマネージャーさんに電話をかけた
「もしもし。私(わたくし)、家政婦の…」
マネ『はい、話しは伺っています。
何時に来られますか？会場に着いたら…』
「はい。…はい。」
日本でのマネージャーさんに、今日のコンサートに伺うことを連絡し
会場に入るまでの指示を聞く
日本事務所のマネージャーさんにも、私のことは全て連絡済みだ
マネ『では、着いたらまた電話くれますか？』
「はい。よろしくお願いします。」
電話を切ろうとすると、電話の向こうでマネージャーさんが声を上げた
マネ『あぁーAさんっ！ちょっと待って下さい！』
「はい…？」
携帯を耳に当てたまま待っていると、そこに聞き慣れた声が聞こえてきた
YN『もしもしーっ？A〜？』
「あぁ、ユノ(笑)お疲れ様」
YN『今どこ？』
「今、実家にいるの」
YN『そうなんだ(笑)ゆっくり出来た？』
「うん。久しぶりで、ゆっくり出来た」
YN『そっか、良かった。
もう来れる？』
「え？」
ユノの言葉に、時計を見ると
開場の時間にもまだまだな時間
「もう少し、開場の時間が近づいたら行こうと思ってたんだけど…」
私がそう答えると、ユノは
YN『Aのご飯も用意してあるから
直ぐに来て？』
「えっ？どうして私のご飯まで…」
YN『ちょっと話しもしたいし、せっかく日本まで来てくれたんだから』
「あぁ…でも……」
本当は、コンサートの前に一言二言話して席に着き
コンサート終了後に、お疲れ様と言って帰ろうと考えていた
契約終了した今、彼らにあまり近づきたくなかった為だ
YN『コンサートの前に、Aにはもう一度”いってらっしゃい”って、言って欲しくて』
「っ……」
YN『家を出たときのハグはもう……
今日までで使い切っちゃったから』
「ユノ……」
YN『もう一回、充電させてよ。A』
こんな家政婦のハグが、彼に元気をあげることが出来るのならば
私はそれをしなければならない
だって
彼らとの契約は、今日の彼らのコンサートを成功させることなのだから
「分かった。たいしたハグじゃないですけど(笑)」
YN『僕には何よりのハグだよ』
「っふ(笑)」
そんなやり取りをして、電話を切った
直ぐに出かける用意をし、家を出る
電車に揺られ、着いた会場最寄りの駅近くから
彼らを歓迎するように、幾つものポスターや曲が流れていた
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裕(プロフ) - alexisさん» 最初の難しさに楽しさを見出しているような。。。みたいな感じで(笑)いつもありがとうございます(*´∀`*)ノ (2018年10月2日 22時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - あまいくりーむさん» ありがとうございます(T.T)次章もがんばって更新しますね！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 環琉さん» ありがとうございます(ToT) (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ジェジュンとの“仕事”…ヒロインはプロですが、、、ぃやー難しい仕事ですよね…けど、めっちゃやり甲斐もありそうな……。次章も楽しみにしています♪ (2018年10月1日 23時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - すごく面白いです！楽しみに拝見しています！ (2018年10月1日 17時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2014年4月17日 13時
