二人の気持ちに応える ページ33
ユノから差し出されたパスを受け取る
手の中のパスを見つめる私に、チャンミンは言う
CM「Aの都合の良い日に、いつでも関係者席は空けておくから。
Aはお客さんとしてコンサートを楽しんで欲しい」
二人の顔を交互に見ればとても優しく、とても穏やかに微笑んでいて
数日前からこのパスを私に渡そうと、二人が動いてくれたことを思うと
忙しい毎日の中でそんなふうに私を気にしてくれていたことが、ただ単純に嬉しかった
二人の気持ちに応えたい
その気持ちに素直に甘えるべきだと思った
最後の彼等達からのプレゼントとして
「ありがとう、ユノ、チャンミン。
こんなこと初めてで、凄く嬉しい。
マネージャーさんは、このことは？」
YN「大丈夫。マネージャーと相談して決めたものだから。
何の問題もないよ。安心して」
「そうなの？」
CM「うん。
Aは僕らと一緒に日本へ行って、僕らと一緒に韓国へ戻ってきても良いよ。
日本に居る間ずっと一緒でも構わない」
「あはは(笑)それは遠慮するけど」
CM「っふ(笑)遠慮しなくても良いけど」
「じゃあ、初日。
是非見させてください」
YN「もちろん」
CM「喜んで」
「ありがとう」
私は彼らの気持ちに応えることにした
・
彼らの家政婦としての最後の日の朝
心なしか緊張した面持ちは、二人とも
二人への最後の食事は、優しいお粥とスープ
少しでも彼らの緊張をほぐしてあげたい気持ちからだった
「今日のお粥はいかがですか？」
少しおどけて二人に聞くと『美味しいよ』と笑顔で答える
彼等達からの最後の”美味しいよ”をもらい
キッチンの引き出しに用意していたバックに私物を片付けた
YN「じゃあ、日本で待ってる」
「うん。仕事が終わったら日本へ行くわね」
CM「日本へ着いたら連絡してね。絶対」
「分かりました(笑)」
玄関に二人を見送りに行くと、いつもの和やかな雰囲気の二人に戻っていた
私達はコンサートで会う約束を交わした
YN「A？」
「うん？どうしたの？」
私を呼ぶユノを見上げれば、少し不安そうな顔
YN「ハグしても良いかな？」
とても大きな彼が小さく感じられるほどに不安そうな表情で私に聞く
すると
CM「僕も。ハグさせて？」
今度はチャンミンが同じ表情で私に言った
私はそんな彼らに”うん”と頷き
最初に、ユノの大きな体を抱きしめるように両腕を回した
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裕(プロフ) - alexisさん» 最初の難しさに楽しさを見出しているような。。。みたいな感じで(笑)いつもありがとうございます(*´∀`*)ノ (2018年10月2日 22時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - あまいくりーむさん» ありがとうございます(T.T)次章もがんばって更新しますね！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 環琉さん» ありがとうございます(ToT) (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ジェジュンとの“仕事”…ヒロインはプロですが、、、ぃやー難しい仕事ですよね…けど、めっちゃやり甲斐もありそうな……。次章も楽しみにしています♪ (2018年10月1日 23時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - すごく面白いです！楽しみに拝見しています！ (2018年10月1日 17時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2014年4月17日 13時
