初日 ページ25
あれから、ユノもチャンミンも休みはなく
毎日朝早くから夜遅くまで仕事の二人とは
朝の挨拶程の会話しかしていなかった
そんななか、掛け持ちのお宅の初日がいよいよやって来た
初日特有の緊張感に襲われながらやって来たマンション
いくつもの掃除道具などを入れたバッグを肩にかけて
私は彼の部屋のインターフォンを押した
〜♪
『はい』
「家政婦のAです」
『お入り下さい』
「失礼します」
オートロックのドアが開き、私はエントランスを通ってエレベーターに乗った
初めて彼のお姉様と訪れたときより、やはり緊張はしていて
それでも、大事な物を見落とさないように
冷静を保つように自分に言い聞かせる
ポンｯ…
エレベーターが開くとそこは直ぐに彼の部屋への扉がある
〜♪
ドアの横のインターフォンを押すと、直ぐにその扉は開いた
ｶﾞﾁｬ
JJ「こんにちは。宜しくお願いします」
「宜しくお願い致します、ジェジュンさん」
お互いに玄関で握手を交わして頭を下げる
笑顔の私に、彼も笑顔で返してくれた
JJ「スリッパ、使って下さい」
玄関には綺麗な、新品のようなスリッパが揃えられていた
「あ、ありがとうございます。
でも、私も用意してきました。作業のしやすいものを」
そう彼に告げて、私は持ってきたバッグから真新しいルームシューズを取り出した
JJ「あぁ(笑)用意が良いですね」
「お掃除をしていて、ジェジュンさんのスリッパを汚してしまってはいけませんので」
JJ「あぁ」
お互いに、探り探り
些細な会話から、彼のボーダーラインを読み取る
ここまではOK
ここからはNG
その見極めが、この数日はとても大事になっていく
自分のルームシューズに履き替えた私は
ジェジュンさんの後をついてリビングへと向かった
初めて来たときと同じ、とても綺麗な部屋
家政婦の私なんて必要のないくらいに
JJ「では、こちらで一通り説明させてもらいたいと思います。
どうぞ」
「失礼します」
リビングの大きなソファ
そこへ腰を下ろすと、肩にかけていたバッグも床におろした
大きめのバッグには沢山の物が入って重い
バッグをかけていた肩をそっと撫でると
リビングを出て行く彼の姿を目で追った
数秒ほどで戻ってきた彼の手には、グラスが2つ
JJ「お茶でも飲みながら話しましょう」
「ありがとうございます」
JJ「どうぞ」
「いただきます」
ひとくち口に含んだお茶は
とても優しい味がした
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裕(プロフ) - alexisさん» 最初の難しさに楽しさを見出しているような。。。みたいな感じで(笑)いつもありがとうございます(*´∀`*)ノ (2018年10月2日 22時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - あまいくりーむさん» ありがとうございます(T.T)次章もがんばって更新しますね！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 環琉さん» ありがとうございます(ToT) (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ジェジュンとの“仕事”…ヒロインはプロですが、、、ぃやー難しい仕事ですよね…けど、めっちゃやり甲斐もありそうな……。次章も楽しみにしています♪ (2018年10月1日 23時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - すごく面白いです！楽しみに拝見しています！ (2018年10月1日 17時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2014年4月17日 13時
