プライド ページ23
「はぐらかしたつもりはないわよ？お礼を言っただけ」
CM「じゃあ、受け入れてくれる？僕のこと」
「それは出来ないわ。私だって、仕事にプライドを持ってる」
CM「……。」
見つめ合う視線は、逸らした方が負け
私は真っ直ぐにチャンミンを見つめ続けた
彼の大きな瞳に吸い込まれそう
それでも、この駆け引きに負けることは出来ない
暫く見つめ合ったままの私達
やがて視線を逸らしたのは、チャンミンだった
CM「……。」
そのまま食事の手を動かし始めたチャンミン
そして、食事をしながら話し出した
CM「きっと…
事務所にとっても、僕らのマネージャーにも
チームとしての僕達にとっても
Aさんは必要な人だよ」
「ありがとう」
CM「…ずっと、この先も
僕らを支え続けてもらいたい存在」
「チャンミン…」
CM「でも
僕個人として、正直な気持ちは」
そう言うと、チャンミンは動かしていた手を止め
視線を私に向けた
CM「僕らの家政婦をやめてほしい」
「……。」
CM「契約なんて、もう終わりにしたい。
Aを……僕だけのものにしたい。
それが、本当の気持ち」
真っ直ぐと、視線がぶれることなく
私に気持ちを伝えてきたチャンミン
その気迫に、私も言葉をなくした
直ぐに冷静を取り戻そうと
自分の呼吸を整える
CM「ごちそうさま。ちょっと部屋で休むよ」
「うん。分かった」
何事もなかったかのように席を立ったチャンミン
そのまま自分の部屋へと消えた
テーブルの上にある食器を片付けながら
きっと色々な葛藤をして、私に想いを伝えたのだろうと考えていた
仕事とプライベート
どちらも大切だから、私に依頼が来て
私はそんな彼らを支えることが仕事で
彼らの近くにいるからこそ、その心の葛藤や彼らの気持ちの変化を感じ取ることが出来る
私はチャンミンに、どう納得してもらえばいいのだろう
契約も終わりにさしかかり
彼らとの別れの時を思いながら
私は黙々と片付けをしていた
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裕(プロフ) - alexisさん» 最初の難しさに楽しさを見出しているような。。。みたいな感じで(笑)いつもありがとうございます(*´∀`*)ノ (2018年10月2日 22時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - あまいくりーむさん» ありがとうございます(T.T)次章もがんばって更新しますね！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 環琉さん» ありがとうございます(ToT) (2018年10月2日 22時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ジェジュンとの“仕事”…ヒロインはプロですが、、、ぃやー難しい仕事ですよね…けど、めっちゃやり甲斐もありそうな……。次章も楽しみにしています♪ (2018年10月1日 23時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - すごく面白いです！楽しみに拝見しています！ (2018年10月1日 17時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2014年4月17日 13時
