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はじめましてAAAです〜4〜 ページ5

「今日はスタッフさんとお話しじゃ?」
宇野が言うと

「いや、大事な事だから
俺から伝えた方がいいかと思って。」

社長は浦田の方をチラッと見る。
浦田以外の6人は何を言われるのか
予想がつかないと言った顔だ。

「いや、実は浦田にはちょっと前に相談してたんだが、一人、メンバーを増やそうと思う。」

突然の発表に浦田以外、みんな状況を飲み込めないと言うリアクションだったが、末吉は違った。
「今の俺たちじゃ、ダメって事ですか?」

すると社長は
「より良いベストなグループでデビューしてもらいたいんだ。それにはこの子が必要だと思ったんだ。こっちに来なさい。」

社長が手招きすると、女の子がこちらへ来た。

「はじめまして。佐藤Aです。4月から高校2年生です。よろしくお願いします。」
かなり緊張しているようだが、なんとか自己紹介を終えた。

「俺とタメやん。」
状況を飲み込めた與がようやく口を開く。


「Aは、この前行われたオーディションで合格したんだが、まだまだド素人だ。デビュー曲ともう一曲を覚えるまで7人とは一緒にレッスンはさせない。」

「もう一曲って2ndシングルですか?」
日高も状況を飲み込む。

「いや。今、君たちがデビュー曲だと思っている曲は、デビュー曲ではない。
違う曲でデビューしてもらう。」

今度は浦田も含め全員がキョトンだった。

「まぁ、今日レッスン後、デモ曲聴いてくれ。近々、レコーディング、ダンスレッスンを開始する予定になってる。時間もないから皆、頑張ってくれ。じゃぁ。」

そう言うと社長とAは去っていった。

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作者名:憂〜Ui〜 | 作成日時:2017年9月19日 0時

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