【刀剣乱舞】女装審神者と愉快な刀たち-第四幕-【男主】

第157振：さらば実家 ページ7

主「ただいま…何その荷物」
姥「仲間にお土産だと」
主「マジかよ母さん…」

お土産、お菓子とかばっかだな

主「母さーん！着替えとか取ったらもう行くよ！」
母「あらもう行っちゃうの？」
主「夕飯までに帰ってこいって言われちゃってな、山姥くんまた待ってて」
姥「え、あ、あぁ」
母「…ふふ、羨ましいわ」

当初の目的の1つでもある夏服の回収
男物も女物も正直変わらないとは思ったので、半袖とズボンくらいは持っていくことにした

母「あ、あとさぁー！これ渡しておくね！はい！」
主「え、なにこれ」
母「服よ、暑くなるでしょう？」
主「あぁ…ありがとう」

新しく買ってくれたのかな、それともおさがりとか？

主「じゃあ、機会があったらまたくるよ」
姥「…世話になった」
母「またね！お仕事頑張って！！」

母に見送られながら実家を後にする
俺達の姿が見えなくなるまでずっと手を振っていた気がした
今度来るときはお土産持っていこう

主「さて、酒買おう」
姥「ま、待て！これ以上荷物を増やすつもりか！？」
主「自分で持つよ、安心して」
姥「いや…写しには荷物持ちがお似合いかもな…構わず俺に預けてくれ…」
主「写しでも写しじゃなくても預けないよー」
姥「そうか…預けられるほど頼りないか…」
主「あーもー…」

沈むととことん沈むな！黙らっしゃい！
という念を込めて山姥くんの口を手で覆う
流石に察したのか、喋らなくなった

主「前向きに考えろとは言わないけど、せめて後ろ向きなことは言わないで、わかった？」
姥「…(ｺｸｺｸ)」

よし、いい子だ

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