【刀剣乱舞】女装審神者と愉快な刀たち-第四幕-【男主】

第170振：話し合い ページ20

薬「さて、詳細を聞こうか」
主「は」
薬「さっきの言い合いみたいなやつだ、怒鳴ってたわりにゃしょぼくれてんじゃねーか」
兼「言い合いしてたのかよ」
主「あー、うん…言い合いしてたはずなのに告白された」
兼「…は？」
薬「そうなんだ、それは俺も聞いた…が、そこから声が小さくなって聞こえなくなった」
兼「え、待て、あの国広の弟は主の性別…」
主「教えずに来てしまったのが仇になった…」

早く教えてあげればこんなことにはならないし、相棒としても自信をなくすことにはならなかったかもしれない
全ては俺が悪いんだよなぁ…
一緒にいた期間が短くなってしまったのも俺がヘマしたからで…それを山姥くんが庇って…

主「俺はなんて馬鹿なやつなんだ…」
薬「告白されて、断ったのか？」
主「いや、断ろうとしたんだがな……」

『わかってる、あくまでも俺は伝えただけだ…まぁ人間と付喪神が元から通じ合うなど思ってないからな』

主「って一方的に突き放された」
薬「あっ…切国の旦那がやらかした……」
兼「？」
薬「旦那は知らんだろうが、主は前に人と付喪神の差をすごく気にしていてな」

あー、うん、そうなんだよね
いろんな刀剣男士に聞き回ったな…

薬「俺らは主と長くいて全く気にしないっていう結果になったんだが…当時は切国の旦那がいなかったんだ」
兼「はーん、オレなんか気にしてなかったな…まぁ歳さんがいい人だったしな！人も悪きゃねぇ！」
主「俺…言うべきなのかな」
薬「まぁそうだろうな、あと、なんで言い合いになったかも考えろよ大将」
兼「オレは聞いてないからどう言えばいいかわからねえが…性別言ったって変わらないと思うがねぇ…」
薬「あー、いや、どうだろうなそこは…変なところで気にするからな…」

う、うわぁあ…ますます相棒としての自信が…

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