【刀剣乱舞】女装審神者と愉快な刀たち-第二幕-【男主】 (ページ49)

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第九十九振：その名はページ49

「お集まりのみなさまから、何件かご報告があった第三勢力ですが、あの存在は刀剣男士だけでなく歴史修正主義者にも敵意を持っています」

なるほど……
だからあの時敵がいなかったんだ……

「その正体は…『検非違使』、我々の知る歴史では現在の警察に当たる組織です」

検非違使…！？
中学とか高校の日本史でやった気がする…

「しかし、こちらの検非違使は時代の治安を守るという目的があるのですが…そのために…歴史に存在しないものを武力行使で消そうとします」

うーん……なんかの過激派みてぇだな…

「…審神者のみなさま、刀剣男士、歴史修正主義者もその対象です」

そういうことだったのか…人狼で言うと妖狐か…
つーか俺も消されなきゃいけない存在だったのか
…当たり前か、現代人だし

「同じ時代に留まるとこちらの気配に気づかれます、あまりオススメしません…検非違使ははっきり言うと、強いですから」

…あのとき、違う時代に飛んでいたなら

山姥くんは……

「検非違使については以上です…では質疑応答に入ります………」

会議が終わるまで、あの日のことを考えていた

やはり思い出せば相当落ち込むもので

質疑応答で検非違使について、より具体的な説明があったらしいが

ひとつも聞いていなかった

一番強かった山姥くんでさえこんな状態なのに

…帰って、くるよな？