【刀剣乱舞】女装審神者と愉快な刀たち-第二幕-【男主】 (ページ45)

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第九十五振：燭台さんとページ45

燭台さんが俺を呼んだ
…が、それっきりだ
俺は一応反応してみたんだが……

主「燭台さん？」
燭「…主、あとでまたここに来ていい？」
主「え？別にいいけど？」
燭「ありがとう、じゃあ」

…なんだったんだ、一体

燭台さんが来るまで数十分はかかったか
俺は既に寝る準備も整えてしまった

燭「待たせちゃったね…寝ようとした？」
主「あはは、準備終わっちゃったけどまだだよ」

しかし、燭台さんと二人きりになったのは今日が初めてな気がする
じっくり見るとホントにイケメンなんだなぁ
くっ…羨ましい…

燭「ど、どうしたの？」
主「いや、なんでそんなにかっこいいのかなって」
燭「はは、ありがとう…常に意識してるからね」
主「格好じゃなくて、全体的に」
燭「……はぁ」

んん？なんで溜息つかれた？

燭「主ずるい」
主「へ？なんで？」
燭「…全部無意識で言ってるんだね」
主「え？え？」

燭台さんが悲しそうな表情をする
…俺なにかした！？

主「な、なんかごめんよ！？俺バカだから傷つけるようなこといってたらごめん！！」
燭「…主は悪くないよ」
主「ほ、本当か…？」
燭「心配しすぎ、悪い癖だよ」

よ、よかった……
ただでさえみんな暗い過去を持ってたりするから
余計に傷つけたくない

燭「あ、じゃあ…寝る？」
主「そうだね、こんな時間だし」
燭「おやすみ、主」
主「おやすみ」
燭「よいしょ」

ん？あれ？そこ俺の布団………

燭「あれ？寝ないの？」
主「は！？」
燭「大事な用があるんじゃなかったかい？」
主「…」

そ………

添い寝なんて聞いてねーからァ！！！