【刀剣乱舞】女装審神者と愉快な刀たち-第二幕-【男主】 (ページ32)

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第八十二振：弟に見えたページ32

主「ここかな…」

いわゆる医務室というやつだ
そっと見てみる

薬「そこ、誰だ？」
主「…！？」

えっ、バレた！？早くない！？

薬「怒らねーから出てきな」
主「……コソコソしてごめんね」

とりあえず俺が出る
お兄さんと蛍くんはとりあえず見ててもらう

薬「戦場育ちなもんでな、癖で気配を感じちまうんだ」
主「なるほど」
薬「もうすぐ出陣か？」
主「そうだね……何してたの？」
薬「どんな薬があるのかを見てただけだ」

兄貴の今の服装は、白衣だ
薬を持った姿はまさしく医者そのもの

薬「そういや、他に誰かいるよな？」
主「えっ」

あっれ、やっぱり誤魔化せない？

主「き、気のせいだろ」
薬「ほーう、大将が隠し事ねぇ…」
主「だから…」
薬「正直に言わねぇと大将に何するかわかんねぇぞ」
主「なっ…！！」

なんて大胆な発言をするんだ兄貴は！
ど、どうしよう…これじゃ観察どころじゃない…！！

一「やめなさい薬研、我らの大切な主だ」
薬「！？」
主「あっ、お兄さん！」

お兄さん…蛍くんまで出てきちゃった…

薬「兄貴……」
一「お久しぶり、元気にしていたかな？」
薬「あぁ、他の兄弟も元気だ」

あ、なんか兄貴が弟に見えた
日本語がおかしい気がするがそんな感じだ

一「バレてしまいましたな」
蛍「俺もバレた……」
主「出陣の前に紹介するつもりだったから丁度いいよ、行こう？」
薬「何がしたかったんだ大将たち…」