【刀剣乱舞】女装審神者と愉快な刀たち-第二幕-【男主】 (ページ4)

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第五十四振：花見酒、終了(※) ページ4

…

不思議と嫌ではなかった

むしろ何かが満たされる感覚

同時に驚いて酔いが少しだけさめた

主「……酔ってる？」
姥「酔ってなんかない」

互いに酒盃なんて持ってなかった

主「花見は？…酒は？」
姥「いい」

どうしようこれ
何もできないじゃん

主「もう俺の負けでいいから、普通に花見酒しようぜ？」
姥「……」

駄目だ、びくともしない
子供みてぇだな……

姥「あんた、ホントに心配症なんだな」
主「へ？」
姥「あんなお願いされなくても、何の心配しなくても、俺は離れないつもりだ」

さっきのお願いのことか……
わかってる、わかってるさ
みんなちゃんと俺の所に帰ってくるって信じてる

主「…かっこいい」
姥「なっ…！」
主「山姥くんには敵わないなー」
姥「あんた何言ってんだ……」

なんだか、さみしくない

主「そんなことより…花見酒、再開しようよ」
姥「…まさか、全部飲む気じゃないよな？」
主「流石にそれは無理」

俺そんなに酒豪じゃないし

姥「それと、俺が勝ったから…あんたは俺の言う事を聞いてもらうんだよな」
主「あー、出来る限り何でもしよう、お望みは？」

相棒の願いはなるべく聞き入れたいよね

姥「都合に合わせて使わせてもらう」
主「うわズルい！」
姥「禁止されてないからな」

一本取られた…！なかなかせこいな！

主「まぁ別にいいけど」
姥「あんたのそういうところ、嫌いじゃない」
主「ありがとう、そんな山姥くんも嫌いじゃないよ」
姥「写しの何がいいんだ」
主「はいはい黙らっしゃい」

そのあと、花見酒を少しだけやって寝た

そこまで飲んではないけど
二日酔いになりませんように……