第八十振：長男 ページ30
わりとシンプルな作りになっている
気になるのは随分長い紐だ、綺麗だけど
主「よいしょ」
蛍「わっ、眩しい…」
ありゃ、それなら背後に移ってもらわないとな
改めて正面を見ると、既に光から姿を現していた
見た目はまさに王子様、ロイヤル感すごい
表情も優しそうだし、真面目そうだ
でもこの服どこかで見た気が……
？「私は、一期一振…粟田口吉光の手による唯一の太刀」
わぁ、素敵な名前だ！
…ん？粟田口？
主「えーと、粟田口ってことは…藤四郎たちは？」
一「はい、藤四郎は私の弟達ですな」
なるほど、長男か！わかりやすいね！
堀川くんみたいに脇差が兄ですみたいなことにはならなかった！
主「みんなに知らせないと…お兄さんよろしく」
一「えっ」
主「えっ」
なんかびっくりされた、何故？
一「その…お兄さん、というのは……」
主「あ、ごめん…姉がいたからさ、つい」
一「いいえ、主ですが、妹というのもいいと思います」
気を使わせたかな
なんていうか、お兄さんって呼びたくなった…
蛍「…兄ちゃん」
主「！」
一「？」
蛍くんが急に呟いた、あれこの子粟田口だっけ？
一「…そなたは」
蛍「蛍丸」
一「…蛍丸殿ですか、兄と呼ぶのは自由ですよ」
蛍「！ありがと」
なんて可愛い子達…！！
みんな大好き！一期一振お兄さん！
あっ！乱様たちを呼んでこなきゃ！
主「お兄さん、今から弟たちを…」
一「お待ちください主殿」
主「ん？」
一「私のいないとき弟たちはちゃんと仕事が出来ているのかが見たいのです」
主「つまりこっそり様子を見たいと」
俺は一向に構わないけどな
主「ついてきて…蛍くんも行く？」
蛍「うんっ、静かにしてるから」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るた | 作成日時：2015年4月11日 18時
