【刀剣乱舞】女装審神者と愉快な刀たち-第二幕-【男主】 (ページ26)

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第七十六振：夢か、現か、幻か(※) ページ26

姥「………俺は、今すぐ会いたい」

……俺だって

主「俺だって会いてぇよ！！！」
姥「！」
主「でもな！！現実はそう上手くは行かないんだよ！！」

何度会いたいと言おうが

しばらくは会えないのが現状

俺たちには為す術がない

主「できるだけ早めに会えるようにするからさ…」
姥「…まぁ、仕方ないな」

山姥くんに歩み寄る

主「山姥くん…あの敵に攻撃されてすぐに違和感が出たりした？」
姥「…」

夢だから聞けれないか………

姥「…手が痛い」
主「………はっ？それだけ？」
姥「あぁ」
主「ひねったんじゃないの？」
姥「わからん」
主「見せて」

山姥くんの手を見る、痛いのは利き手らしい

…？…青いアザだ

主「なにこれ」
姥「俺が知るか」
主「なんか違うことできないのか！？」
姥「………」

さっきから同じこと言うからゲームのNPCみたいだ…

姥「違うことをすればいいのか？」
主「夢なのはわかってる、無理を承知で言っただけだから」

姥「…誰が、いつ、夢と言ったんだ」
主「っ！？」

山姥くんが顔を近づける

そして

触れるだけの、キスをされた

突然意識が朦朧とする
山姥くんがぼやけてよく見えない

姥「あんたのこと、信じて待ってるからな」

そんな声が聞こえた気がした