【刀剣乱舞】女装審神者と愉快な刀たち-第二幕-【男主】 (ページ21)

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第七十一振：刀の価値と気持ちページ21

さて、私は自室で資料を漁っている

………なんでまだ鶴丸さんがいるんだろう

主「鶴丸さん、サボりならお仕置きするよ」
鶴「おやおや、そりゃあ怖いねぇ」
主「さっさと仕事しなさい」
鶴「はいよ、仕方ないな」

……ふぅ
まったく、自由というか…なんというか………

主「…あ、鶴丸国永」

偶然ページには鶴丸さんが
いつ作られたんだろう？

主「……平安時代！？しかも主多くない！？」

驚きだよ！！
随分と長い間生きてるんだなぁ……

主「しかも皇室御物…」

あんな自由奔放なのに…そんなに価値あったのか…
な、なんかすごい子連れてきちゃったのか？

主「あ、長谷部くんのページ…ファッ！？」

こここここ国宝！？
国宝って………あの国宝！？

主「えーっ…えぇっ…！？」

刀ってやっぱり価値はあるんだな…
全然知らなかった
なら本当に扱いには気を付けなきゃ

主「ほとんどが美術館で美術品か…」

現代では刀は実用じゃなくて鑑賞用になってしまった
こうして戦で使われるのを望んでいたのかな
とくに近世の刀は…

主「そういう気持ちも考えてあげないとな」

俺と何百年も歳が離れてるから
現存する刀はその間、どれだけ使われたかったか
そういうのを考えるのも審神者の仕事だろうか

人の形をしているから、いろんな想いも聞けるんじゃないかな

もっと彼らの気持ちに寄り添ってあげたい

主「山姥くんの気持ちも、寄り添ってあげたいな…」

まずは戻さないといけないけどさ………