第五十三振:ほろ酔い(※) ページ3
だいぶ酒も進んだのではないか
自分はほろ酔いくらいかなと感じるくらいだ
主「山姥くんどう?」
姥「…あんたは」
主「まだだっつーの」
いや、今となっては遅いことなんだが
酔った勢いで男であることを言いそうで怖い
だからこの戦い、潰れるわけにはいかない…!
主「あ、山姥くん顔ほんのり赤い、酔ったか?」
姥「あんたもな」
主「なんだよさっきは名前で呼んでたくせに」
姥「別にどうだっていいだろ…」
主「ちぇっ」
いかん、ぼうっとする
山姥くんはほろ酔いなんだろうけど
まだまだ余裕そうなんだよな…悔しい
主「あー…まずい…」
姥「うわっ、肩によっかかるな!」
主「うう…」
負けるわこれ…
そういえば酔いつぶれたら相手の言うこと聞くんだっけ
ああああ…ちくしょう………
姥「主」
主「まずい、負けそう」
姥「…俺に、何をしてほしかったんだ」
主「え?」
姥「言うこと聞かせるって」
主「…あー、それか 」
うーん…
どうせ負けそうだし、言っちゃおうかな……
主「わかった、1回しか言わないぞ」
つっても、ただのお願いなんだけどな
主「一生、何があっても俺から離れるなよ」
姥「…」
主「山姥くん?」
そう言って振り返った瞬間
山姥くんに抱き寄せられた
第五十四振:花見酒、終了(※)→←第五十二振:初めての花見(※)
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作者名:るた | 作成日時:2015年4月11日 18時