第六十七振:助言 ページ17
主「太郎さん、頭に氷当てよう」
太「ありがとうございます」
ゴッッ
主「…………」
太「…………」
主「……大丈夫?」
太「気をつけているのに………」
二回連続はキツいなぁ………
流石に痛いんじゃないか?
太郎さんをまた座らせて氷を当てる
あぁ…すごく申し訳なさそうな顔してるし……
主「傷ついてはないみたいだけどなぁ」
太「………主よ、戦力はどうされますか」
主「へ?戦力?」
突拍子もないことを聞いてきた
戦力は問題ないのでは……?
太「国広さんがいない間、戦力不足となるでしょう」
主「うん」
太「その分を補わなければなりませんよ」
たしかにそうだ
山姥くんはここの誰よりも戦闘を経験してきた
初日に作った乱様や兄貴も強くなったけど
やはり山姥くんとの戦闘力の差はある
それに、太刀と大太刀が圧倒的に足りない
刀剣男士がどのくらいいるのかわからないけれど
まだ何人かいるはずだ
うーん、そろそろ部隊編成を確定しなきゃかなぁ
主「…太郎さんのような大太刀、また作りたい」
太「そうですね…この戦力不足を補うには多勢を薙ぎ払える大太刀か薙刀がよいと思いますよ」
主「なんかすごい助言してくれるね」
太郎さんはさっきから俺にアドバイスをくれる
頼もしいけど、一体どうしたんだろうか?
太「すみません…現世で戦闘することがあまりなかったものですから…戦略を考えるのが楽しいのです…」
主「ほう」
太「主が私を現世に呼んでくれたおかげですよ」
本来の刀としての戦闘意欲が湧いてきたのかな
嬉しいね!じゃんじゃん活躍してほしいよ!
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作者名:るた | 作成日時:2015年4月11日 18時