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第六十一振:いない相棒 ページ11

主「みんな無事!?」

薬「あぁ…俺はなんとか……」
鶴「ま、軽傷程度だな」
燭「僕もだね」
太「すみません……深手を負いました…」
鯰「俺も全身痛いです!あはは!」

主「みんな無事…あれ?」

山姥くんは…?

主「山姥くん?どこ……」

ガシャン

…!?

主「刀…!?」


え、何!?どういうことなんだ!?

燭「主落ち着いて、僕たちは主が抜刀すれば姿をとれるんだよ?」
主「あっ、そっか」

山姥くんどうしたのかな…!?
とりあえず抜いて聞かないと

主「え?」

光も、山姥くんの姿もなかった


鞘から刀を抜いただけの状態


綺麗な刀身しか現れなかった

主「は…?な、何なの…これ……」
鶴「様子がおかしいな」
薬「刀は傷ついちゃいるが、折れてはいないな」

他の刀剣男士たちも理由がわからないようだ

太「人の姿を取れるほどの力を無くした、というのはどうでしょう?」
主「なるほど」
鯰「手入れをすればきっと元気な姿を見せてくれるんじゃないですか?」

そうだね、まずはみんなの手入れをしよう



あの謎の敵勢力はあとで政府に報告だ


何か異常があったときは報告するようにマニュアルに書いてあった

主「みんな怪我が酷い順にやるからね」

山姥くんは刀の状態だからゆっくりやりたい

刀剣男士の手入れはやったけど
刀の手入れは初めてだからね

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作者名:るた | 作成日時:2015年4月11日 18時

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