検索窓
今日:19 hit、昨日:36 hit、合計:29,074 hit

ページ10





そんな感じで、ほぼ毎日Aの所へ行ってはあしらわれる。


最初の方はイラついたりどことなく悲しかったけど、








五「Aー。」

『はぁ……なんですか、』

五「ん、呼びたかっただけ。」

『………ばか、』





少しずつ優しくなってるっていうか、照れ臭そうな反応が愛おしくてしょうがない。








七「こんなところにいたんですか。早く任務行きますよ、五条さん。」


五「はぁぁぁ〜……だっっる。」


『ほら、早く行ってきてください。』





しっし と手で払うようにされて益々行きたくなくなる。





口をもごもごさせてるから、どうしたのかと思えば








『……任務頑張ってくださいね、』





真っ赤な耳を隠せてないままぶっきらぼうにそう言った。









五「……ふ、おー。最強様がぱぱっと祓ってきてやる。

行くぞ七海。早くしろ。」


七「待たせてるのは貴方の方なんですよ……。はぁ、では行ってきます。」














任務を秒で終わらせ、早く帰るぞ と急かす。


少し後ろを歩いていた七海が















七「……貴方まで彼を泣かせたら許しませんからね。」















そう呟いたのを俺は聞こえてないふりをした。

















任務帰り、さっそくAに会いに行くと




『……飽きないんですか。毎日毎日、適当にあしらわれてるのに。』






相変わらず顔はこちらに向けてくれない。



五「飽きる飽きないとかの問題じゃねーよ。





俺がAのこと好きだから以外に理由なんているか?」













『………それ、…きっと、恋愛感情じゃないですよ。

ただ気の合う後輩の僕が珍しかっただけで、ごっちゃになってるだけで…』



















目を伏せながら言うAに硝子の言葉を思い出す。



















けどそれに対する答えはもう用意してある。









五「まぁ、愛とか恋とか俺にとってはAのことそう想ってても、お前にとっては違うように見えるかもな。




けど、Aのことを想ってる気持ちはちゃんとここにあんだよ。これが何であれ、お前のことで俺はいっぱいなの。」







『…恥ずかしくないんですか、そんなこと言って。』


五「全然。ちゃんと伝えたいから言いてーの。」
























まだ逸らされてるその目が、いつか俺に向けられるように。














ウソツキさんの「名もなき感情」をテーマに書かせて頂きました。

2人なら→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (91 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
309人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リラ | 作成日時:2023年12月14日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。