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祓って祓って


祓い続けてどのくらい経っただろうか。




夜「…顔色が良くないぞ。大丈夫か?」



五「ああ、別に。俺がいなきゃ回んないから、そう言うんですよね?



なら心配ご無用ですよ。この通り、今日も明日もその先も任務出来るくらいには元気ですから。」





夜「違う。お前は生徒の1人だ。

その生徒を心配して何が悪い。大体、悟。お前は……」




適当に聞き流してその場から逃げた。




が目前の人物と遭遇してそれを後悔する。










『あ、お久しぶりです。今から任務ですか?』













何の変化も感じさせないお前に、酷く安堵するのと同時に


どこか置いていかれたかのような気持ちになる。











どちらかといえば、置いていったのは俺の方だが。















五「……ああ、任務行ってくる。じゃあな。」








そのまま行こうとする俺を、Aは腕を引っ張って止めた。













五「手、離せよ。」

『嫌です。離したら逃げるでしょう。』













今までこんなことしなかったくせに、何で今なんだよ。














『何で今なのかって顔してますね。

今だからですよ。今の五条さん、ずっと酷い顔してるの気づいてませんか?


濃いクマに、やつれた顔して……しかも痩せました?





ロクに寝てないし食べてないでしょう。そんなんじゃ呪霊倒す前に五条さんが倒れますよ。





ああ、それとその任務ならさっき僕と灰原で終わらせてきました。三級案件だったので。』













五「………余計なお世話だ。いい加減、手 離せ。」


『嫌って言ってるでしょ。』








やめろ、やめてくれ。
















五「もうほっとけよ!!」
















俺は1人でいいんだ。








お前まで俺を「変わった」なんて言って欲しくないから。



















『……何をそんなに怖がってるのか知りませんけど、


五条さんは五条さんですよ。』









その言葉に思わずAの方を見つめた。












『ちょっと強くなったから何なんですか。元々僕達より強いことに変わりはないですし。今更です。



それに、術式がどれだけ強くても貴方は人間なんです。










1人で抱え込まないで。』

















控えめに抱き締められ、今まで我慢していた何かが溢れた。




















SEVENTEENさんの「F*ck My Life 」をテーマに書かせていただきました。

最後雑ですみません…次話に続きます!

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作者名:リラ | 作成日時:2023年12月14日 10時

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