完璧なアイドルを落としたい。 (ページ33)

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許せない！ページ33

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俺、菊池風磨とSixTONESは割と深い歴史がある。

田中樹とは同期だし

北斗とこーちは同じグループで活動してたこともある。

慎太郎ともほかのメンバーとも仲良し。

SixTONESの誰かが困っていたら、助けてあげたくなる

そんな関係性

番組の収録終わり、楽屋に戻ろうとして廊下を歩いている時

きっと、とっくの昔に打ち合わせが終わったであろう会議室で

これまた見慣れた後ろ姿を見つけた。

菊池｢久しぶり、なーにしてんの｣

そう声をかけると、身体をびくりと反応させながらこちらを振り向く

間宮｢……なんだ菊池くんか｣

菊池｢でた！その気持ち悪い呼び方、ふつーに呼んでよー｣

間宮｢………………風磨、久しぶり｣

菊池｢それそれそれ〜！｣

Aとは、Jr.時代樹やほかのSixTONESに話しかけに行くと毎回居たので

それなりに話す仲だった。

でも、Aが完璧なアイドルを目指すようになってから

俺にもSixTONESにも他人行儀となり、

呼び方は、風磨から菊池くんに変わっていた

AがSixTONESと仲を深めるようになっても

メンバー以外とはいままで通りの遠い距離感であったが

昔から交流のある俺には、少しだけSixTONESと同じ扱いをしてくれる。

そして、一応向こうのほうが歳上だから、口に出す時はA姉ぇと呼んでいる

菊池｢こんなところでなにしてたの？｣

間宮｢いや、打ち合わせあってさっき終わったんだけどぼっーとしちゃってて｣

菊池｢珍しいじゃん、ちゃんと睡眠取ってる？｣

間宮｢大丈夫だよ｣

Aは昔から可愛かった。
それで気遣いもできた、トークも面白かった。

入所当初は、女の子が入ることに反対なJrが多くて、Aは散々な嫌がらせを受けていた。

しかし、それも落ち着くとAに惚れてくJrは多かった。

それでもバッサリと距離をとって、気すら持たせないAにスカッとしてた。

でも、樹だけは違った。

ずっと、ずっとAのことが好き。

俺もずっと二人を見てきてるから、心の底から幸せになって
欲しいと思ってる。

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