完璧なアイドルを落としたい。 (ページ31)

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自覚して！！ページ31

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ケータリングにあった最近お気に入りのモナカを食べながら

Aに撮影の合間の時間

恋バナの話を振った

なんとなくした訳じゃなくて

それには、ちゃーんと理由があった。

京本｢おつかれー、ってあれ。樹とAは？｣

SixTONESでの番組収録日

てっきりその日は、前の撮影が押していた俺が1番最後だと思ってた。

しかし、

Aと樹の現場も押しており、俺の到着は5番目だった。

ジェシー｢なんか向こうも撮影おしてるらしいよ｣

京本｢へーそうなんだ｣

ジェシー｢2人だけで抜け出してるって思った？HAHA！｣

京本｢へ？｣

ジェシー｢いや、最近あそこの2人仲良くない？｣

森本｢それ！俺も思ってた！｣

ジェシー｢だよね〜｣

松村｢樹が近すぎるんだよ｣

髙地｢………樹も大概だけど、Aのほうもじゃない？｣

京本｢Aって意外とわかりやすいよな｣

森本｢樹といるとすげぇ楽しそう！｣

ジェシー｢しょっちゅう樹のこと目で追ってるもん｣

髙地｢でもたぶん本人は無意識｣

森本｢…やっぱ、Aも樹のこと好きなのかな｣

ジェシー｢んね、俺もそう思う｣

松村｢でもたぶん、Aはそれ自覚してないよ｣

髙地｢いやー、そうなんだよ…。そこが事をめんどくさくしてる｣

森本｢あの子、ずっとこの業界に居たから好きって言う感情がわかんないんだと思う｣

京本｢てか樹に惚れるのはちょっとわかるな、優しいもんなあいつ｣

松村｢悔しいけど、あそこは誰が見てもお似合いだよ｣

京本｢なのにAが自覚しないから先に進まない｣

森本｢俺らでアシストする？｣

ジェシー｢いや、そっと見守っとこうぜ｣

髙地｢向こうが助けを求めてきたら、答えてあげればいいよ｣

森本｢そっか｣

俺だけじゃなくて、SixTONES(樹を除く)メンバーが感じてたこと

Aの恋心

でも長年積み上げてきた彼女のアイドルというキャリアが、

それを自覚するのを邪魔してる

俺らが手伝えることって、ないのかな。

そう思って俺はAに、樹の話を持ちかけたけど

わかりやすく動揺するだけで

これは樹、だいぶ大変な恋路だぞ

と思った。

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