完璧なアイドルを落としたい。 (ページ29)

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恋バナページ29

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京本｢Aってさ恋したことあんの？｣

間宮｢んんっ…なに急に｣

ケータリングからお目当てのモナカのお菓子を見つけた大我は、食事制限してるけどこれだけは！っと

私に頭を下げて、食べ始めた。

私は別にいいけど、あとでマネージャーに怒られるのは大我だ

私も糖分が足りないと頭が回らないので、大我と同じお菓子に手をつける

最近なんだか、睡眠が減っているせいか

食欲も落ちてきた。

京本｢いやなんとなく聞いただけ。んで、したことあんの？恋｣

間宮｢ないよ｣

京本｢いっーかいも？｣

間宮｢だって物心着いた時からこの業界にいるんだよ？あるわけないじゃん｣

京本｢この業界にいても別に恋愛はするじゃん｣

間宮｢そんなリスク背負ってまで私はしないよ。そういう大我は？｣

大我も幼い頃からこの業界に足を突っ込んでいた。

私たちは付き合いは長いものの、お互いに踏み込んだ話はあまりして来なかった。

京本｢俺は恋愛ぐらいしたことあるよ｣

間宮｢へー｣

京本｢もっと興味もてよ｣

間宮｢誰と？｣

京本｢ちょっと有名な女優さんとか？｣

間宮｢ちょっとってだいぶ失礼だな…｣

何故か誇らしげに、マウントをとるようにこちらを見てきた。

ほんとにいくつになっても、この人は5歳児みたいなところがある

京本｢でも、ずっと好きだった人は、はるか昔に諦めた｣

間宮｢……そうなの？｣

京本｢俺、メンバーとはあんま争いたくないんだよね｣

間宮｢ふーん……ごめん、話が全く読めてない｣

京本｢読めなくていいよ、過去の話だから。｣

間宮｢そっか｣

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