完璧なアイドルを落としたい。 (ページ3)

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せこむ？ページ3

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彼女がSixTONESを避けなくなった1件から

俺はもうこの想いを我慢するのを辞めた。

ジェシー｢樹、また書かれてるよ｣

雑誌の撮影の空き時間、メンバーを待つためにフカフカのソファの上で寝転んでいた俺の隣に、ジェシーが座り込み

グッとソファが沈みこんだ

田中｢なにが？｣

ジェシー｢SixTONES、メンバー内恋愛？！田中樹が間宮Aに向ける想いとは！……だってさ｣

ネットニュースの馬鹿馬鹿しいタイトルをジェシーはノリノリで読み上げた

田中｢……アホくせぇ笑｣

ジェシー｢でも事実なんでしょ？｣

田中｢なにが？｣

ジェシー｢樹はAのこと本気で好きじゃん｣

田中｢………いや、まぁ……｣

ジェシー｢AHHA！なーに照れてんのよ！可愛い！｣

いつもなら上手く交わせるところをAの話になると突然言葉が出てこなくなる

そして、俺がAに惚れてるのはメンバー内では周知の事実

わざわざ言ったわけではないが、言動と行動で察していたらしい

やはり長くいるメンバーに隠し事はなかなか出来ない

ジェシー｢でもさぁ、そろそろ危ないんじゃない？｣

そう、Aは俺らと距離を縮めてからというもの

勝手に男全員と距離を縮めだしたのだと勘違いされ

変なアプローチがめちゃめちゃ増えてしまった。

ジェシー｢俺この前絡まれてるところ助けたもん。変な記事書かれるんでやめてくださーいって｣

元々顔が良く、気遣い上手な彼女は密かに人気が高かったが

本人のガードが硬すぎて、共演者はおろかだれも手を出すことなど出来なかった

だから安心しきっていたのに…………。

こんなところで距離を縮めた弊害が出てくるなど思いもしなかった。

田中｢はぁー……ちょっと迎えに行ってくるわ｣

ジェシー｢いってらっしゃい｣

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