光る、兆し ページ30
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そこから私はまた不安な日々が続いてしまった。
また酷い誹謗中傷が始まって、事務所まで記者が来て家まで追い回されて、ファンからグッズを捨てられ
私も見捨てられてしまうのかと。
返してよ、私の人生。
そう思ってしまい、ついメンバーに酷い言葉をなげかけてしまった。
そこからメンバーは話し合いをしようと言ってくれたが、その話し合いは進むことなく中断され
私はそこから自分がどうしたいのかわからなくなってしまった。
メンバーにどう話せばいいのか、本当に私はここまで頑張ってきたのにこのまま辞めてしまうのか。
私の中で結論が出なく、そこからメンバーとの話し合いを避けてしまっていた。
SixTONESの皆は、寄り添おうとしとくれていたのに。
そうして始まった、ツアーというわけだ。
最初に回っているドームのツアーでの最終日。
歌われたのは｢光る、兆し｣
長い旅の途中僕らは いつも迷いながら歩いていくんだ
時に誰かに助けて貰ったり
時に誰かと ぐっとひかれ合ったり
踏み出す度にまだ見ぬ世界が 僕を待ってんだ
同じ夢を描いた同志 不動の扉 今こそ狙え
向かい風も跳ね返すように、手をかさねて
SixTONESの皆とやるライブが楽しくて
なんだか今日は急に歌詞が頭に入ってきて
同じ夢を描いたみんななら、助けてくれるかな。
向かい風も一緒に、跳ね返してくれるかな。
出会えた、この意味を
私も信じていいですか。
ライブ中なのに、泣いたらダメなのに
気づいたら歌う声は震えていて
滴が溢れて、前が見えなくなっていた。
遠くからぼんやりと聞こえるのは、メンバーとファンの声だった。
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メイ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！本当に好きな作品です。番外編もとても楽しみにしています！！ (3月13日 4時) (
レス) @page35 id: 43543b0549 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - この作品が大好きです！これからのお話も楽しみに待ってます！！ (3月11日 13時) (レス) id: c807065baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：wada | 作成日時：2024年2月14日 14時
