＠歌が嫌いなはずの私にあなた達は (ページ10)

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♪×７ページ10

『、、は、』

あり得ない、、、

いや、

いつかは分かっていたこの状況に

私は、一人、置いて行かれた気がした。

…

ガっ

『、！』

すると突然、

腕をきつくつかまれた。

「ねぇ、聞いてんの？」

何を怒っていっているのかは、、まぁ大体見当つくけど

その人がつかんでいる部分は、やけどするように痛かった。

「ねぇ、あれ」
「あぁ、音楽の授業サボった罰だって」
「そりゃあぁなるわ。だってあの子、ユンギ様の大ファンだもん」
「あー、自分の推しの授業サボったとなると、、ねぇ？」
「仕方ない、仕方ない」

なんて、教室の端から少しだけ聞こえてくる。

『 (…サボったのは、反省してるけど。ここまでしなくても…)』

将来、警察のお嫁さんになれるよこの人

と、頭の中はやけに冷静だけど、、

心の中では、限界だった。