震える背中 ページ16
顎を掴んで
固く閉じられている唇を
無理やりこじ開けた。
聞こえるのは、声にならない吐息とリップ音。
こじ開けた先は、
甘くて熱くて蕩けそうで、俺は夢中で混ぜる。
角度を変えて
深く浅く
俺のなのかチビのなのか
分からない位に混ぜ合わせて
息もできない位に吸い尽くす。
どの位の時間そうしていたか
分からないけれど
抵抗するように俺を掴んでいた手は
いつしか優しく俺の背中を撫でている。
そうされているだけで
俺は理性を取り戻す事が出来なくなる。
Tシャツの裾からカオリの素肌に指を這わせる。
「んんん」
顔を横に振り俺の手を押さえつける。
けど、
お構いなしに背中へと指を這わせる。
さらさらだった肌は
徐々に熱くしっとりしてきて
手のひらに吸いつく。
背中から下着の端をなぞって
昨日は偶然に触れてしまった膨らみ
今日は俺の意思で捉える。
俺の心臓のどころじゃない速さで動いていて
静まらせるように優しく包み込む。
その時、突然
後ろからヘッドライトに照らされた。
反射的に唇を離すと
チビが腕の中からするりと抜け出して行った。
自分を落ち着かせるように胸のあたりを摩り
背中を向けたまま
震える声で俺を呼ぶ。
「テク･･･
もう戻ろう」
小さい体は震えているのに
背筋がスッと伸びて
いつものチビに戻って行く。
A･･･
人を好きになるのに資格がいるのなら、
俺はAを愛する資格はあるの?
教えてくれよ･･･
ねぇ
A･･･
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ceat(プロフ) - ゆうネコさん» 初めまして!読んで頂いて、とっても嬉しいです。ありがとうごさいます。最後までお付き合い頂ければ幸せです(*'ω'*)ボチボチと更新していきますので、どうぞこれからも宜しくお願いします。 (2016年12月9日 2時) (
レス) id: dde6575f2a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうネコ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます> <!!文章もとても読みやすく、どんどん読み進んでしまいます！ありがとうございます！お忙しいとは思いますが、更新応援してます！！ (2016年12月8日 13時) (レス) id: 2387d506d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ceat | 作者ホームページ：https://www.youtube.com/watch?v=O4t_b9tZT0U
作成日時：2016年11月20日 2時
