人嫌い×女嫌い【イナgo】 (ページ9)

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第7話ページ9

貴方「浪川……は、何部なの…？」

浪川「サッカー」

貴方「…サッカー出来るの？」

天海の目が輝いた

こいつ…こんな顔出来るんだな

浪川「出来るぜ。今度やるか？」

貴方「いいの！？」

浪川「当たり前だろ」

二ッと笑いながら言うと天海も少し微笑んだ

もっと＿＿＿こいつの色んな表情を見て見てぇな…

天海の横顔を見つめてるとこっちに気がついた

貴方「……何？」

浪川「…何もねぇ」

顔を背けると、「変なの」っと言われた

他愛ない話をしていると学校に着いた

俺らが教室の前に行くとやはり、教室が静まった

貴方「浪川…下がっててよ」

浪川「無理だ」

ガラッとドアを開けると何かが飛んできた＿＿＿が

湾田「なぁ、教科書って投げる物じゃないんだぜ？」

喜峰「教科書っつーのは勉強するための物だから」

飛んできた物を湾田が止めた

浪川「よくやった」

湾田「へいへい。あ、天海おはよ」

貴方「………」

天海は湾田に疑いの目を送ってから席に着いた

男「おい！何で邪魔すんだよ！」

湾田「邪魔ぁ？何の話だよ」

喜峰「俺ら邪魔なんかしてねぇよな？」

凪沢「そうそう。教科書が飛んできたから止めただけだもんなー？」

男「んだとっ……！」

男が凪沢に殴りかかった

貴方「ぁ……」

凪沢は難なく避けて

凪沢「暴力反対」

ニコッと微笑んで男の腹を蹴った