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第9話 ページ11
塔子「浪川君……だっけ？これはさ、私とAの問題なんだよね。
学校に来てなくて何も知らない人は黙っててくれるかな？」
浪川「んなの関係ねぇな。これ以上いじめは続けさせねぇ」
塔子「いじめ…？聞き捨てならないね。いじめじゃないよ、制裁よ。
せ・い・さ・い♪ 裏切り者には罰を与えないと」
浪川「あ…？」
制裁…だと？
これがか……？
塔子「これ以上浪川君が邪魔するなら、浪川君にも被害がいっちゃうかも」
浪川「構わねぇよ。誰が何と言おうと俺は天海を守る」
貴方「……浪川」
後ろに居た天海が俺の制服の裾を引っ張りながら、
貴方「もう、いいよ」
ととても小さな声で言った
浪川「…どういう事だよ」
貴方「浪川が……いじめられる必要なんてない、
私の問題だから……」
と言って俺から離れた
そして、中柴の前に立った
貴方「浪川は、関係ない。だから……いじめないで」
塔子「クスッ…、それは今後のAの行動次第ね」
その後、天海の耳元で何かを囁き、席についた
何を言っていたかは分からなかったが
ただ＿＿＿天海が少し震えていたのだけは分かった
守ってやるって……言ったのに
俺は＿＿＿何も出来ねぇのか……！！
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作者名：なぽん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ranmasa-/
作成日時：2013年12月8日 18時
