STAR( T )【Block.b】

SHE《15》 ページ16

キョン｢A…どうしたの？w｣



どうやら私は歩く時、ロボットのように動いてるらしい。





でもキョンちゃんは分からないだろう。




彼氏が1度もできたことがなく






今日が初デートの私は








こんなに緊張してガチガチになっていることを





A(初デートって思ったらきき緊張が…)





まあそんなこと、キョンちゃんには言えない…





キョン｢筋肉痛？？ほら｣





キョンちゃんは私に手を差し出す。




手を繋ぎたいのは山々だが……






A｢だ、大丈夫……｣




さすがに人の彼氏の手は繋げない……




キョン｢そっか…。それより、そこにあるカフェに行かない？｣




少し残念そうな顔をしたキョンちゃんは、カフェを指しながらわたしに問いかけた






A｢わ、おしゃれ…。いいかも！｣





デートらしくなってきたぁ〜。。。




キョン｢よかった^^じゃあ行こっか｣





そう言ってキョンちゃんは、自然にわたしの手を握った






A｢えっ、えっ。｣





キョンちゃんはわたしと手を繋ぎたいの！？





すごく嬉しいけど、罪悪感が………。






そして落ち着いた雰囲気の店内に入り、席につく





A(やっと手が離れた…)





キョン｢あのね、A。話が……｣







なにこの緊張感。





キョンちゃんも真剣な顔してるし…





A｢話って…？｣





こうゆうシーン、ドラマで見たことある！









キョン｢あの…さ。Aが好きなんだ。付き合ってくれ。｣






ここ告白！




しかも好きな人から！！！





両思い？リア充ですか？？






………でも待てよ。






A｢キョンちゃん……彼女いるんじゃなかったの？｣





そう、ここ一番大事よ





キョン｢あ、もういないよ｣




キョンちゃんはケロッとした表情で言った







A｢え、もう…って？｣






もうってどゆこと？






キョン｢昨日まで付き合ってたけど、Aのこと好きになったから別れた！｣






それって喜んでいいのかな？？？？？？





A｢でも中2から付き合ってたんじゃ…？｣


キョン｢それは違う子だよ〜｣





キョンちゃんはさらっというけど、天然なのか………？






A｢キョンちゃん、元カノ何人？｣





これはちゃんと聞かなきゃ！！






キョン｢んーと……24人かな？｣




わたしは思わずため息がつく。






キョンちゃんは、たらしだった…

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