50話 ページ9
『…嘘ねぇ……』
剣持「僕らはどう見ても学生ですけど、大人になったら職業なんて簡単に偽れるんですよ」
伏見「もしかしたらホストかもしれないし、フリーターかもしれないっすよ⁉︎」
『…例として挙げる職業がなんか悪意あるように感じるんだけど』
伏見「いや、危ない職業の人とかってそんな感じだろ…」
『偏見』
まー確かに嘘の可能性もあるけどさーー……
ミスタさんは嘘ついてないと思うんだよな、なんか。完全に勘だけど、あの人逆に騙される方だと思う。
だってかわいいし
『考えてもみなよ、あんな曇りなき眼持ってる人が悪い人だと思う?』
「「思う」」
『即答…』
『……えー…』
剣持「ああ、もう……とにかく!スマホ渡してください、連絡先消すんで」
『へっっ、やだね!!!!!!!』
剣持「嫌だじゃない‼︎いいから渡せこの馬鹿!」
『じゃあ私のスマホのパスワード自力で解いてみなよ‼︎』
伏見「105822」
『…え、なんで知ってんの⁇』
伏見「………」
『無言の笑顔怖いって』
剣持「パスワードも分かりましたし、あとはスマホを渡すだけですね」
『え、ねえ、刀也もガクがパスワード知ってることスルーしないで⁇』
まずい、非常にまずい。
刀也は強硬手段に出る気だし、ガクは何故か私のスマホのパスワード知ってるし。
つい1週間前に変えたばっかりなのに。
私は強制的にソファーに座らせられてるせいで動けないし
このままじゃ終わる……
『………』
剣持「無駄な抵抗はやめてさっさ渡したらどうです?」
『……っだあぁぁぁ!!!!ああもううるっさい!!!!!!!』
伏見「は?」
『そんな気になるんだったら2人がずっと私のそばに居れば良い話じゃん‼︎
なんなの⁉︎なんでそんな連絡先消したいの⁉︎お前ら私のこと大好きかよ!!!』
「「……」」
わー、ヤケクソで変なこと言っちゃったよ私。
めっちゃ気不味いんだけどこの沈黙
助けてド◯えもーーーん
伏見「…あー、その手があったか」
剣持「でもそばに居るとしても限界ありません?」
伏見「まあでも、ご飯食べ行くらしいからその時ついていけばいいんじゃないっすか」
剣持「ああ、確かに……」
あれ、なんか思ってた反応と違う
私のこと大好きかよの部分に「なに馬鹿なこと言ってるんですか」とか言われると思ってたんだけど…
え、スルーされることある⁇
『………よく分からねー…』
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猫のお餅( ・ω・ )(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます……!!!かなりスロースペースで進んでるんで結構ストーリーの進展がないんですけど、ゆったり見ていただければ幸いです…更新頑張ります! (4月29日 20時) (レス) id: 632285d24d (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 小説の書き方とか内容とか好きすぎて泣き叫びましたありがとうございます……自分のペースで無理せず頑張ってください!更新お待ちしてます…!! (4月29日 10時) (レス) @page28 id: 4d1a1522a9 (このIDを非表示/違反報告)
猫のお餅( ・ω・ )(プロフ) - てるさん» ありがとうございます!!!メチャクチャに励みになります、頑張ります! (4月19日 17時) (レス) id: 1f83f9b62a (このIDを非表示/違反報告)
てる(プロフ) - 面白くて一気に見てしまいました🤭ゆっくりで良いので頑張って下さい!大好きです!!! (4月19日 14時) (レス) id: 0c0699b034 (このIDを非表示/違反報告)
猫のお餅( ・ω・ )(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます!最近スランプ気味だったもので、嬉しいです (3月12日 18時) (レス) id: 613063e3d4 (このIDを非表示/違反報告)
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