45話 ページ4
『わー、めっちゃ空暗いじゃん』
お店から一歩外に出てみると、もう空は真っ暗だった。
そりゃそうか、放課後にお店に入って2時間経ってるんだから
三枝「いやー、久しぶりに歌えたから今日はスッキリ寝れそう!」
長尾「また行こうぜー」
七海「…ですね」
…あー、そういえば神崎さん結局一回も歌ってないのか。
確か一回三枝くんに誘われてたけど断ってたんだっけ。え、なんで⁇
もしやだけど、「大丈夫ですって遠慮する真面目ちゃんを、元気はつらつタイプの人が思い出作りとしてとか言いながら引っ張っていって、なんだかんだ2人楽しんで歌ってる的なきゅん展開」を望んでたとか?
…いやいやいや、それはさすがに………
『…あるな』
甲斐田「何がですか?」
『ぅおっ⁉︎』
なに⁉︎なんなの⁉︎最近の男子高校生ってあれなの、背後からにゅって現れるのブームなの⁇
やられるとホントに心臓に悪いからやめた方がいいよ、ホントに。まじで今心臓バックバクだから。
『なんだ甲斐田くんか……独り言だから気にしないで大丈夫だよ』
甲斐田「あ、そうですか?」
『逆にどうやって考えたら急な「あるな」が独り言じゃないと思うのよ』
甲斐田「いやっ、それはそうなんですけど……」
『ま、気にしないで大丈夫よ』
なんていうか、あれなんだね甲斐田くんって。お人好しってやつ。
いやお人好しとは違うなー……あれか、面倒ごとにも首突っ込んじゃう不運タイプ
とりま後輩かわいい
夢追「それじゃあ!明日も元気に学校に登校できるようにね、しっかり睡眠をとってください、と!」
加賀美「では、解散!」
甲斐田くんと雑談している間に帰る話が着々と進んでいたようで、ふと視線をみんなの方へと戻すと解散の宣言的なものをしているところだった。やば、最後しか聞いてなかった
『…まあいっか。刀也ー、ガクー、帰るぞ』
剣持「……一直線に帰りましょうか、今すぐに」
伏見「…っすね、もちさんはご飯作るっていう役目もありますしね!」
剣持「そういうのもあるんで、ほら今すぐ帰りますよ」
『ちょ、えっ』
まだ背後のほうにいるであろう2人に声をかけようと後ろを向くと、それと同時に私を担ぎ上げて帰路に着き始めた2人。おい待てガク、あたかもこれが普通の帰り方みたいな顔でみんなに手を振るんじゃない、誤解が生まれる。
『ねえ、なんでいきなり担いでんの』
剣持「こうでもしないと、十中八九この後逃げられそうなんで。」
『……何からだよ』
1699人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫のお餅( ・ω・ )(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます……!!!かなりスロースペースで進んでるんで結構ストーリーの進展がないんですけど、ゆったり見ていただければ幸いです…更新頑張ります! (4月29日 20時) (レス) id: 632285d24d (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 小説の書き方とか内容とか好きすぎて泣き叫びましたありがとうございます……自分のペースで無理せず頑張ってください!更新お待ちしてます…!! (4月29日 10時) (レス) @page28 id: 4d1a1522a9 (このIDを非表示/違反報告)
猫のお餅( ・ω・ )(プロフ) - てるさん» ありがとうございます!!!メチャクチャに励みになります、頑張ります! (4月19日 17時) (レス) id: 1f83f9b62a (このIDを非表示/違反報告)
てる(プロフ) - 面白くて一気に見てしまいました🤭ゆっくりで良いので頑張って下さい!大好きです!!! (4月19日 14時) (レス) id: 0c0699b034 (このIDを非表示/違反報告)
猫のお餅( ・ω・ )(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます!最近スランプ気味だったもので、嬉しいです (3月12日 18時) (レス) id: 613063e3d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ